【コミック】こんなホラー漫画を求めていた『鉄民』

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作品情報:鉄民

基本情報

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書籍名鉄民
著者菅原敬太
原作
原作者
キャラデザ
ページ数1巻:192ページ
2巻:176ページ
3巻:194ページ
発売日1巻:2015年04月28日
2巻:2015年09月28日
3巻:2016年04月28日
出版社双葉社
レーベルアクションコミックス
ASIN1巻:B00WQZ60KQ
2巻:B01ANDL822
3巻:B01DPNM1UA
ISBN1巻:978-4575846157
2巻:978-4575846942
3巻:978-4575847925
状態完結
巻数全3巻

あらすじ

海と山に囲まれた沙々来島。
この島で生まれ育った主人公・滝沢実絽(ミロ)は、「島の一部の人間」と入れ替わり平然と暮らしている「鉄民(てつみん)」という謎の存在を知り……。

感想:鉄民

感想

提示してはひっくり返す、どんでん返しに次ぐどんでん返し。
あっぱれだね。
大きな疑問を孕んだまま定期的にストーリーが転換するから面白さに飽きが来ない。

第1話にして、「いや、主人公が鉄民なんかーい」と心の中でツッコミつつも、一気に全3巻を読んでしまいました。

この作品はネタバレすると面白さが半減するタイプの作品なので、あまり詳細が書かないようにしておきます。
先生の奥さんのラストシーンがね。もう……。

「何が真実?」「どこまでが本当?」「あれは誰?」と、考察したくなる作品ですね。

絵が独特なので、表紙の時点で好き/嫌いがはっきり分かれそうですね。
私も少し躊躇った部分もありますが、読み終えた後だとストーリーと絵が合っているようにさえ思えます。
福本伸行さんの賭博黙示録カイジ のように、作風に合った特徴的な絵という印象に変わりました。

それにラストシーン。こういうホラーを待ってた。
ホラーはやっぱりこうでなくっちゃね!
詳しく書けないのが残念。

結び

作品を読むまで『鉄民』が「てつたみ」だと思っていました。
作中で「てつみん」となっていて、少し引っかかったのが印象的。
なんで私は、読む前から「てつたみ」って思ったんだろう……?

「町民」は町に住む民、「村民」は村に住む民。
「鉄民」は鉄に住む民?
と思う一方で、
「農民」は農業を生業にする民、「漁民」は漁業を生業にする民
「鉄民」は鉄を生業にする民?

「民」でゲシュタルト崩壊してきた!

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