【体験記】初めて心療内科に行った話 6回目【2019年】

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初めて心療内科に行った話 6回目

見えない病

イライラを表に出している人が、また居た。スマホを投げたり、カバンをバサバサと音をたてたりと中々のいら立ち振り。誰かに当たり散らすわけでも無いから、私も含めてみんな見て見ぬふり。そう、触らぬ神に祟りなしとはこのことだろう。

心療内科への通院はもう慣れたが、毎週いや毎日のように新しい患者が来ているようだ。私の通院する心療内科では初診と継続の患者を一目で見分ける方法があるため、すぐに分かる。明らかに肩が落ちて、ぐったりとしているような方もいれば、まるで新入社員のようなハキハキとした人もいる。心の病は見た目だけでは分かりづらいから、そういう人は周りに分かってもらえなくて苦労するのではないだろうか。

治療継続そして復職への道

体調はそこそこに戻ってきたが、どうしても午前中の眠気が取れない。という事を伝えた。倦怠感が少なからず残っているものの、ピーク時に比べれば中々に快復したものである。とりあえず、8月から復職しようと考える旨を医師に伝えた。

休職の診断書(8月分)は無しとなったが、復職するまでにもしも悪化すれば再度診断書を出してもらう予定である。復職後、状況を見て減薬していく計画を立てた。

復職する上で、午前中の眠気が妨げになる可能性があるため睡眠薬の減薬を行うことにした。ルネスタ2mgをルネスタ1mgにしたのだが、もしも眠れなくなったらルネスタ1mgを2錠飲むように言われている。自己判断で飲む量を変えても良い薬というものは初めてである。

不安は無いのだが、他の薬もあるため誤って薬を飲み過ぎないように気をつけなければならない。ルネスタの致死量は不明であるが、睡眠薬の飲み過ぎは死を招くことがあることに十分注意しなければならない。(あれ、今日の薬って飲んだっけ?というのが、時々あるんだが、それはそれで別の病を疑いたくなる……。)

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