『魔王城でおやすみ』稲妻やキラキラ等の演出が素敵な作品

作品情報：魔王城でおやすみ

基本情報

あらすじ

魔王城に囚われた主人公・スヤリス姫。
スヤリス姫は「寝る以外、することがない。」が、安眠からは程遠い環境にあった。

安眠を求めて、魔王城で好き勝手に振舞うのだった――。

感想：魔王城でおやすみ

感想

少年サンデー発のアニメ作品。

早見沙織さんのナレーションから始まる本作。
なんたる安心、安定感か。

『Re:ゼロから始める異世界生活』のレム役でおなじみの水瀬いのりさんが主人公・スヤリス姫を演じており、その他の声優陣もびっくりするくらい豪華なんだよね。

声優に詳しくない私が知ってる面々というのが、それを物語っていますよ。

そんな中でもイチオシなのが、諏訪部順一さんが演じているシザーマジシャン。ホント、魅力的な声よね。

さて、本編についてです。

人物も魔族もキャラクターはポップで可愛いんだよね。
それが（ちょっと）ブラックなギャグと、ギャップが効いてて面白い。

主人公がクエストをクリアしていくスタイルから、後半は魔族サイドもクエストに挑戦するスタイルになっていくのも良かったですね。

ただね、私が推したいのはCGと演出。

マント（安眠シーツ）のキラキラ演出は初めて見たときビックリした。
例えるのが難しいけど、トレーディングカードのラミネート加工みたいだった！

第１話の死んだときの永眠シーンとか、ポップなイラストとは裏腹にCGとか演出が豪華よね。
次回予告も素敵だったし、その後何度も登場する「赤い月」も綺麗だなーと思う。

でも、一番は「稲妻」かな。これが一番好きだった！！
次点で「魔王城をつつむベール」かな。

初めて『ゆゆ式』の「液晶をみょんみょんするな！」の衝撃に近いものを感じましたね。

本作は、他作品（主にゲーム？）をネタにしているみたいですね。

ハーブは『バイオハザード』。
ハサミは『クロックタワー』だ。あのシャンシャン音は絶対意識してる。
「いのちだいじに」は『ドラゴンクエスト』だよね？

ドラゴンクエストさえプレイしたことのない私には難しいです。
ゲームに疎いから、他に気づいたのもあるけど、いっぱい見落としてると思う……。

主人公が女性で、その他の多くが男性（または魔族）という比率でした。

その後、登場人物が増えてハーピィなどの女性キャラクターも登場しますね。
もう少し女性キャラクターが多い方が好み。

別の記事でも書いた気がするけど、男女比は１：１になっているような作品が好みなのよね。
だから、ハーレム作品（主人公男性に周りが女性ばかり）を観ると、もっと男性キャラクターが出てこないかな～と思うのです。

「でびあくま」「ナスあざらし」のぬいぐるみとかあるかな？　と思ったら商品化されてた！
分かってらっしゃる！

結び

第１話を見たとき、これ30分の尺で１クール行けるの？　と思った。

だけど、ドンドン登場キャラクターが増えたり、枕やシーツなどの寝具以外にストーリーが展開していって、そんな心配など必要なかったね。

「安眠」は、寝具以外にも重要なことがあるよ！　ってことかな。