【コミック】『LOOP THE LOOP 飽食の館』に行きたい

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作品情報:LOOP THE LOOP 飽食の館

基本情報

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書籍名LOOP THE LOOP 飽食の館
著者カズミヤアキラ
原作LOOP THE LOOP 飽食の館
原作者Kate
キャラデザ
ページ数1巻:195ページ
2巻:178ページ
3巻:194ページ
発売日1巻:2018年01月12日
2巻:2018年05月11日
3巻:2019年01月12日
出版社双葉社
レーベルアクションコミックス
ASIN1巻:B078X828KV
2巻:B07C5N3NPX
3巻:B07L55QQ7T
ISBN1巻:978-4575850918
2巻:978-4575851540
3巻:978-4575852585
状態完結
巻数全3巻

あらすじ

【望んだ物が何でも手に入る】不思議な洋館に閉じ込められた高校生・レミと11名の男女。
出口の無い洋館で起こる事件。
犯人は誰なのか。この洋館の正体は? 事件の真相は?

感想:LOOP THE LOOP 飽食の館

感想

最初、七面鳥を出すくだりで冴木がマジシャンかと思った――。

考えた料理が出せるという点と、意識している事・意識していない事という点で誰が犯人か? は読めました。
さすがに空を飛ぶとは思っていなかったけれど……。

序盤では、現世の自分の死を理解した時点で「洋館で死が再現される」と思っていました。
現世で自殺したなら、洋館でも自殺になるイメージ。
でも、実際はそうじゃなかったのよね。

思い込みで言うなら、宿主を失っても扉が開くと思えば開くだろうし、
なんなら、「死んだ事実の否定」も可能な気もするし、この手の能力は作品として取り扱いが難しいよね。
「洋館には出口が必ず存在する」という想いがあれば、「存在する形」に変えることだってできそうですし、空を飛べるくらいなら「瞬間移動」や「時間停止」「自分以外の存在否定」など、可能性は無限大ですね。

「リンゴは重力に縛られている」からのタクトの最後のセリフ。
何にも縛られない自由であることも良いかもしれないけれど、縛りがあるからこそ気づくこともあるし、縛りがあるこの世の中も悪くはない。って隠喩なのかな?

この最後のセリフで何を言ったか? は作品を読んでみてください。

飽食の館に行きたい

【望んだ物が何でも手に入る】不思議な洋館っていいね。行きたい。
各個人の部屋もあるし、部屋を出ると自動で掃除される。
好きな食べ物が出せるし、好きな映画も観ることが出来る。

羨ましい! とても!

仕事してるのは、生きるため。
家賃に光熱費、食費などの生活費を稼ぎ、残った幾ばくかのお金で趣味を楽しむ。
重要なのは「お金が欲しい」ではなくて、「豊かな生活のためにはお金が必要」ってこと。

洋館では仕事しなくても、生きることが出来て更には趣味も楽しめる。
お金は必要ない。必要なのは自分の想像力だけ。
全然、行くよ!
事件? ドント来い! (えっ!?)

でもね、作中の【家族】とかルールは本当にイラつく。
冴木、嫌いだわ~。

一緒の洋館で暮らすからって、家族ごっことか寒いわ。

結び

いきなり登場人物が大集合するあたり、ノベルゲームっぽいな~と思ったら、ノベルゲームが原作でした。
小説も出ているみたいですね。

歳をとったせいか、自分の基礎能力が原因なのか、
登場人物が一気に増える作品は、顔と名前が覚えられなくてしんどくなってきた――。
小出しにしてくれれば顔と名前が一致するから、キャパオーバーが著しいね。

でも、こういう作品好きだからな~。
むむむ……どうしたものか……。

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