作品情報:デッドコースター
基本情報
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題名 | デッドコースター |
原題 | Final Destination 2 |
原作・原案 | J・マッキー・グルーバー エリック・ブレス ジェフリー・レディック |
監督 | デヴィッド・エリス |
脚本 | J・マッキー・グルーバー エリック・ブレス |
製作 | クレイグ・ペリ ウォーレン・ザイド |
製作総指揮 | リチャード・ブレナー トビー・エメリッヒ マット・ムーア ジェフリー・レディック |
音楽 | シャーリー・ウォーカー |
主題歌 | – |
撮影 | ゲイリー・カポ |
編集 | エリック・A・シアーズ |
配給会社 | ニュー・ライン・シネマ ギャガ |
製作会社 | ザイド/ペリー・プロダクションズ |
製作国 | アメリカ合衆国 |
公開日 | 2003年7月5日 |
作品時間 | 90分 |
出演者 | A・J・クック アリ・ラーター マイケル・ランデス トニー・トッド T・C・カーソン ジョナサン・チェリー キーガン・コナー・トレイシー リンダ・ボイド ジェイムズ・カーク デビッド・パートコー ジャスティーナ・マチャド ノエル・フィッシャー サラ・カーター アレハンドロ・ラエ ショーン・サイポス アンドリュー・エアリー エリック・キンリーサイド アーロン・ダグラス フレッド・ヘンダーソン アル・ハンフリーズ マーク・ルーキン マレット・グリーン ダーシー・ローリー オデッサ・マンロー |
あらすじ
前作の飛行機事故から1年後。
主人公のキンバリーはハイウェイ(高速道路)にて死を予見する。
今回の生存者は8人。
果たして死の運命から逃れることができるのか――。
感想と考察:デッドコースター
感想
前作の生存者の死に関するニュースから始まる。
ニュースというより討論番組で、「死の筋書きや運命はオカルトだ。」と揶揄されるシーンが印象的。
冒頭から、前作で生き残ったはずの2人は1年の間になくなったように見えましたが、1人生き残っていることが後に語られましたね。
予見したあとの事故シーンが「音が鳴った後、気づいて振り返る」という演出が洒落てます。
電光掲示板の180フィートに気を取られて、主人公の友人たちの運命には驚いてしまいました。
25万ドル(日本円で約3,500万円)の宝くじに当選して、交通事故も回避したエバン。
タカってくる電話と火事の対比が良い味を出しています。「それどころじゃねーよ」が伝わってきます。
1作目ヒロインと2作目主人公の出会い、そして謎の男の登場は痺れます!
序盤から1作目とのつながりを持った作りにしていましたが、やはり登場人物の出会いは良いですね。
それ以上に、1作目の生存者たちと2作目の生存者の関係性がつながるドライブシーン。
本作の一番の見どころです。
ユジーンの拳銃(6発)が不発だったというのは素晴らしかった。
死のリストに載ったら、自分で死を選ぶことさえできない。まさに「死の筋書き」ですね。
「“新しい生命”が死のリストを無効化する」=妊婦のこと=出産成功で万事解決! という綺麗なミスリードからのクレアの死。
そして「生還(一度死に生き返る)」へと繋がるわけですが、前作でクレアを助けた際にアレックスもFBI捜査官の手によって生還しています。
という事は、この「生還」さえもミスリードなのかもしれません。
本作の真の生存者がどうなったかは、次作で語られるのかな?
最後の最後、またまたやってくれますね。
ここまでくると、ストーリー展開が読める面白さがあります。
そして、見せ方が予想展開を超えてきます――。
「ブライアン 肉は?」のセリフが即回収される伏線(フラグ)で笑ってしまいました。
考察
電光掲示板の180フィートにカメラが寄る理由
前作の飛行機事故が起きた「180便」と同じ数字「180」を強調する目的。
180という数字でいえば、ユジーンの事故シーンで9A道180マイル付近という通報をしていますね。
死の順序が予知と逆転した理由
1作目の飛行機事故を回避したことにより、本来もっと前に死ぬはずだった2作目の生存者たちが生き残った。
(1作目の生存者と接触した影響で筋書きが歪んだ)
この歪みを正すために、「さかのぼる形」で死のリストが実行されている。
死の運命は生物を操れない
1作目から感じていたことですが、死の運命自身が直接(病など)手を下すことができない。
また、生物に襲わせることができないと考えています。
鳩を操っているのかな? と思ったのですが、歯科医が窓を何度も修理している旨の発言をしていたため鳩は偶然でしょう。
次作以降で、直接的に生物を操るような演出は出てくるかな?
あくまで事故のような自然的驚異に徹底した演出なので、モンスターパニックのような“生物に襲われる”演出は避けている可能性がありますね。
英語メモ
DRINK RESPONSIBLY!
飲酒運転していた運転手が乗っていた車に書いてあった文字。字幕のとおり意味は「責任ある飲み方を!」。
調べたところ「酒は飲んでものまれるな。」という翻訳も出てきました。
Premonition
警官のバークがパソコンに打ち込んだ文字。字幕のとおり意味は「予知」。
PRENATAL CARE
字幕では「産婦人科」と出ていましたが、どうやら意味は「産前ケア」のようです。
産婦人科は正確には「Obstetrics and Gynaecology」らしいです。(長い)
結び
いつ予知(白昼夢)を見るか分からないキンバリーに車を運転させて事故を引き起こしそうになる。
警官のバークさん、運転してあげなよ! と思ってしまいました。