『武装少女マキャヴェリズム』の「マキャヴェリズム」って何？

作品情報：武装少女マキャヴェリズム

基本情報

あらすじ

主人公・納村不道が「私立愛地共生学園」に転校してくるところから話が始まる。

「私立愛地共生学園」は、武装した女子たちによって支配された学園であった。
「共生」の名のもとに「強制」「矯正」ときに「去勢」されそうになる主人公・納村。

納村は自由を勝ち取るために「天下五剣」と称される強者たちを相手に闘う道を選ぶ――。

感想：武装少女マキャヴェリズム

マキャヴェリズムとは？

マキャヴェリズムとは、「目的のためには手段を選ばないやり方」を指す言葉です。

本作では、主人公の納村が「自由＝外出許可を得る」ために帯刀する天下五剣と無手で闘います。

第11話にして明かされる天羽斬々の過去。
そして、第12話である最終回のタイトルが「少女たちのマキャヴェリズム」。

はてさて、マキャヴェリズムとは誰の思想のことを言っているのでしょうね？

感想

第11話のラスト～第12話Aパートの雨の表現が素敵。

天下五剣に準えた各キャラクター設定もさることながら、実際に存在する武術を扱う点も好評価。
武装ということで、ガチガチの軍隊みたいな武装を想像する方もいるかもしれませんが、本作は武器を忍ばせる程度の武装なのでモブキャラたちは意外と普通の“武装していない少女”に見えます。

剣だけではなく様々な武器を出すのが良い点でしたが、天下五剣以外は帯刀を禁ずるという設定の問題からか「槍や薙刀」が登場しなかったのが残念ポイント。
私は武器の中で“薙刀”が一番好きなのです。（次いで“槍”です。）

女尊男卑の全寮制学園が舞台である本作。
ルームメイトの増子寺 楠男（ますこでら くすお）という存在が光っている。（←本作で一番目立っているキャラクターだよね！）声優の太田哲治さんも、マツコ・デラックスさんを意識しているよね！
作中での話し方や話す内容も含めて似てる！　と思ってしまった。（マツコさんの事はそこまで詳しく存じ上げないのです。はい。）
本人にキャスティング依頼したのかな？　ちょっと気になる！

技名が文字として出てくるのはありがたい。
言葉として聞くのと、（当て字を踏まえた）文字としてみるのでは印象が変わってきますので、こういう細かい気配りが出来ているのは凄いことだよね。
稲妻を意味する「雲耀」がカッコいいよね。月夜が別格に強いってのがまた良い設定。

オープニング、エンディングともに私の好みでは無かったので、あまり触れることができません。
でも、オープニングで各キャラクターと名前を出してくれる演出は凄い助かる！

「天下五剣（三日月宗近、鬼丸国綱、童子切安綱、珠数丸恒次、大典太光世）＋天羽々斬」がモチーフだから本作では苦労せずキャラを覚えられたけど、一気にキャラクターが出る作品はこういう配慮して欲しいのよ。
コミックだって、最初にあらすじや各キャラ紹介入れてくれるのは助かるのよ。

こういう気配りができてる作品っていいね！

学園長を演じるのが能登麻美子さん。
不意打ちされると、この声は痺れるよね。
初めて『地獄少女』の閻魔あいのあのセリフを聞いたときの衝撃が忘れられないのよ。
（あれ？　もう１２年も前のことなの！？）

ののちゃんが可愛い！
ののちゃんを演じた伊藤美来さんがオープニングを担当されていますし、「ののちゃん」が他の天下五剣配下キャラクターたちよりも少し優遇されているのかな？

普段着の輪ちゃんも良いけど、やっぱりののちゃんだよね。

結び

「武器」「技」「特殊能力」の３つが揃ったバトルモノが好きです。
例えば、『天上天下』や『史上最強の弟子 ケンイチ』がそうですね。

意外と上記の３つが揃って、面白い作品が見つからない……。

特殊能力が「魔法」と銘打たれると少し敬遠してしまいますし、武器が「ロボット」となると基本的には観ません。
そのため、魔法少女まどか☆マギカやガンダムやマクロス、アクエリオンは観たことがありません。
（ロボットもので見たことあるのはトランスフォーマーくらいかな。。。）

３つ揃っていそうな最近の作品は『呪術廻戦』と『鬼滅の刃』。
どちらも１期終了後にまとめて観たのですが面白さは分かりませんでした。

「最近の若い人たちの流行は分からんな～。」と思っていたところで、出会ったのが『チェンソーマン』。

面白くて、毎週観ています。
毎週追いかけて観るのは『Dr.STONE』以来です。

『チェンソーマン』の原作コミックを買うか悩んでいるところ……。
（U-NEXTで配信される毎週木曜日が楽しみなの！）