『ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生』鳥肌は立たないけど良いアニメ

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作品情報:ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生

基本情報

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題名ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生
原題
原作RaRo
監督葛西良信
シリーズ構成逢縁奇演
脚本逢縁奇演
キャラデザ大塚美登理
美術監督渡辺紳
色彩設計会沢可奈
撮影監督柳靖孝
オフライン編集柳圭介
音響監督稲葉順一
音楽野見山美貴
音楽制作ラプソディ
主題歌エンディング:KOTOKO/形にできないモノローグ
プロデューサー綺咲慶亮
松橋厚至(アニメーション)
常光将史(アニメーション)
アニメーション制作INDIVISION
エカチエピルカ
製作俺クンの人生製作委員会
製作国日本
公開年2022年
話数全12話
出演者杉田智和
大西沙織
鬼頭明里
相良茉優
久保田未夢
Lynn
水橋かおり
上絛千尋

あらすじ

ヘッドフォン推奨のASMRアニメ。

サラリーマンだった俺クンは交通事故に遭い、さまざまなものに転生することになった。
転生先には女子高生・ゆりが居て……。

感想:ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生

感想

プロの声優陣、プロのアニメ制作会社、スタッフの手によって作られたASMRアニメ。

最初の感想は、『180秒で君の耳を幸せにできるか?』みたいに、杉田さんはナシにしてほしかった――ということ。

少なくとも、ASMRの「音」がなっているのとは、喋るタイミングをズラシてほしかった。
導入と締めに語る程度に留めてくれてた方が自分は好み。

180秒で君の耳を幸せにできるか?』は、「ASMRを楽しむ、ASMR中心のアニメ」という印象です。
一方、本作では「ASMRを利用した日常アニメ」というように、少しアプローチが違うように思えます。

本作は少しながらストーリーもありますね。

ASMR甲子園を目指してる――みたいなね。
登場人物も結構多いし、関係性も作中で語られるため普通のショートアニメに「ASMRがスパイス」として加えられている印象かな?

「ASMR」を求めて観始めたせいか、「なんか思ってのと違う」がぬぐい切れない。

観るタイミングというか、先入観によって印象ダウンしてしまった。

と思ったけど、第8話のホラー回は良かった。
あと、第10話の「フロイト」も面白かった!

ダミーヘッドマイクに転生(←生なのか?)したのは第1話だけど、それ以降は別のものに転生しているのよね。
そして、第11話に再び「ダミーヘッドマイク」に転生し、第12話で……。

第11話~第12話の初心な感じのぱんだちゃんが可愛いかったですね。

第8話から一気に印象が好転しました。
1話3分で観れるので、ASMRの世界に触れるには良い作品かもしれませんね。

結び

「バイノーラルの臨場感や、ゾクゾクする音ってのはホラーと最高に相性がいい」と思うのよね。

本作では、コンデンサマイクによる「語りホラー」だったけど、邦画全編を通して主観的に描かれたら鳥肌を超えてトラウマなるんじゃないかな? と思ったけど、ASMRと映画館の相性が悪いのか……。

自主制作映画とかで出ないかな?

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