作品情報:ミスター・メルセデス
基本情報
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題名 | ミスター・メルセデス |
原題 | Mr.MERCEDES |
原作 | スティーヴン・キング |
プロデューサー | ケイト・リーガン エレン・スタッフォード ブライアン・ウォルシュ |
監督 | ジャック・ベンダー ピーター・ウェラー ローラ・イネス |
脚本 | デニス・ルヘイン デビッド・E・ケリー アレクシス・ディーン ブライアン・ゴルボフ デニス・レヘイン マイク・バティスティック サマンサ・ストラットン ソフィー・オーウェンズ=ベンダー ジョナサン・シャピロ |
製作総指揮 | マーティ・ボーウェン ウィック・ゴッドフリー クリス・ロング シェーン・エルロッド トム・レシンスキー ジェナ・サントイアンニ スティーヴン・キング ジャック・ベンダー デビッド・E・ケリー |
主題歌 | ミシシッピ・ジョン・ハート/I Shall Not Be Moved |
製作会社 | David E. Kelley Productions Nomadicfilm Temple Hill Productions Sonar Entertainment |
製作国 | アメリカ合衆国 |
公開年 | 2018年 |
話数 | 全10話 |
出演者 | ブレンダン・グリーソン ホーランド・テイラー ジャレル・ジェローム ブリーダーウール ジャスティン・ルーペ ハリー・トレッダウェイ マキシミリアーノ・エルナンデス ロバート・スタントン ジャック・ヒューストン スコット・ローレンス テッサ・フェラー ナンシー・トラヴィス ロバート・フォーチュナート マイク・スター タミー・アーノルド グレアム・バッフェンバーガー マケイラ・リシアク ジギー・ベンダー マディ・ハッソン ネコ・パーハム アダム・スティーブンソン ディーナ・ウェイド カーティス・ワージントン ジョシュア・バンキー バージニア・カル ケイト・バートン シャーン・シャルマ クリスティーナ・バッハ マイケル・ミック・ハリティー フレドリック・レーネ ジョー・クレスト スコット・アンダーソン ジミー・ゴンザレス スザンナ・スカッグス サマンサ・マッセル シャロン・グラシ グレッグ・コーベット アンソニー・J・ポリス オメル・ムガール キャロル・フロック ライマン・チェン アイリーン・ジーグラー ケンドリック・クロス ニコラス・J・コールマン デイブ・ヘイガー セシリア・リール デニス・アーント ラスティ・シュウィマー デニス・ドース グレゴリー・アラン・ウィリアムズ トッド・テリー クインテン・ジョンソン ダニー・ガルシア ジョー・ヘルトン ジョン・ディクソン ウォレス・セクストン ガロン・グリスビー ニック・カルーソ カサンドラ・バネケ モニーク・エドワーズ ジェイ・デヴォン・ジョンソン ケヴィン・パトリック・マーフィー リッチ・ウィリアムズ エミリー・ルディ スコット・タケダ マーク・ペティット クリスチャン・ブルネッティ フェイス・ディロン ピーター・キング タシア・ブラウン リネット・R・ドビー アダム・バーニア ポール・ライデン クリス・カーライル ミーガン・メスマー ヴァレリア デ ロス サントス ジョイ・キギン タミカ・バワーズ マロリー・ホフ スティーブン・アンソニー・ワシントン マルケス・ウールフォード ロバート・クルーガー リア・ホルト タナー・ホリフィールド ジャナ・アレン ジェームズ・リチャード・ウェッブ ショーン・パスウォーターズ ジェイソン・ウェズリー デビッド・クロナウィッター ロビン・シュート ネイサン・アダムソン ティム・デニス サミュエル・R・ムーディ サムナー・クロフォード ライアン・P・シャープ ジェフリー・キンブル ルヴィア・ベルムデス パトリック・アシュリー・オニール ジョナサン・ハバード イーサン・フリン ジェームズ・タヴェル バール・ロレンゾ・ストックス チャールズ・D・クラーク ラシェル・ウォーカー バート・ロス ミケーレ・ニコルズ ジョン・ディクソン グレゴリー・フレンチ ファビアン・スター ジェフリー・S・スミス ケイティ・レイマン クリス・ホロウェイ ブランドン・パーカー アンソニー・B・ハリス トリニティ・モリア・ジョーンズ ニック・デイビス マイク・ベヴィンズ ザイダ・リンチ・ニュートン L・シモーン・ダン アシュリー・ビクトリア タミー・リン・カレフ ケビー・ペニー ポール・インマン ポール・パーカー |
あらすじ
前シーズンの事件から3年後――。
Mr.メルセデスことブレイディは植物状態となって、生命維持装置を付けた状態となっていた。
ホッジスは探偵会社を立ち上げ、ホリーと共に仕事をしていた。
そんな中で中国の製薬会社が、ブレイディに新薬を投与するのだった……。
感想:ミスター・メルセデス
感想
本記事は第2シーズンの内容です。
ほらね。思った通り。ディクソン刑事~!!!
でも殺された訳じゃない。死因は心筋梗塞だった。
好きなキャラクターの死から始まった本シーズン。
冒頭から倫理観が崩れるようなお話。
端的に言えば「大量殺人鬼で植物人間ならば人体実験に利用しても良いよね!」ということ。
賛否両論あると思うけどさ、無期懲役とか死刑って「人権剥奪」されていると思うのよね。
人が人を「死ぬまで閉じ込める」とかさ、ましてや「理由を付けて殺す」という行為をしてるのに、<人権が認められている!>なんて笑えない冗談ですよね。
今の時点で<人権>なんて無いんだったら、後世のための「人体実験」をするのも良いんじゃないの? と私は思うのです。はい。
本作では、紆余曲折ありながらも「霊長類で失敗した新薬に改善薬を加えた“新薬”」を大量投与されたブレイディ。
実験的とは言え「人を治すために投与された薬」ですが、それが本シーズンの起点であり最重要ポイントとなっているのでしょう。
そして異変が現れる。
まるで、精神世界と現実世界が混ざりあったようなストーリー。
これは後に「能力を得た事」に繋がるのです。
精神世界の「ブレイディの弟・ジェラルド」の発言が怖すぎる。
「ママもお兄ちゃんが殺したの?」って、“も”ってなんや?
リンゴを喉に詰まらせて、一時的に息を吹き返したけど、その後亡くなったって話じゃなかったっけ?
第9話でこの件について自白してますね……。
ブレイディの殺人衝動となるキッカケの1要素って訳じゃなくて、あの頃からブレイディは既に殺人衝動を持っていた――ってことか。
そして、てんかんを持っていた看護師・セイディ。
さらには、知的障害を持つアリーも……。
ブレイディの元から持つ異常性に新薬が加わることで、「マニピュレーター」という遠隔洗脳・操作する能力を得た。(厳密には能力名を指した言葉じゃないけど、ブログでは分かりやすさ重視ということで作中に出てきた言葉の「マニピュレーター」を用いています。)
誰でもいい訳じゃなく、てんかんや知的障害などの条件に、電子機器を利用するなど条件が重ならないと実行できない。一方で、洗脳が上手くいけば殺人も自殺も思いのまま。
第9話でついに目覚めるブレイディ。
投薬を続けなければ死ぬ身体になったブレイディは、自ら出頭する道を得る。
<Mr.メルセデス(メルセデス・キラー)の人格>と<投薬後の人格>は別だから”無罪放免”となるか否かが争点になるストーリー。
この真偽は視聴者にも分からない。
そして、ブレイディの元同僚・リンクレイターなら「嘘をついているのか」「本当に人格が変わったのか」が分かるのでは? と法廷に呼ばれ……。
ブレイディが死を迎えることでシーズン2が終了した。
え? シーズン3はどうするのかな……。
ブレイディに仲間がいたとは思えないし、別の敵役が出てくるのかな?
でも、本作のタイトルは『ミスター・メルセデス』だから、どうなるかストーリーが全然予想できない……。
日本とアメリカの探偵の違い
日本の探偵
日本では、警察署(公安委員会)に届書を出せば翌日から探偵になれる。
そこには、あまり制約や条件、前提資格(学歴や前科)などは無いみたい。
その代わり、捜査権限もあまり無いのよね。
アメリカの探偵
アメリカは、探偵になるにはライセンスが必要。
このライセンス取得のハードルが高くて、学歴や実務経験、犯罪歴なども問われるそうです。この条件は州によって違うそうです。
その代わり、刑事事件も操作出来たり、拳銃所持が許可されたり、個人情報へのアクセスも出来るようになるみたい。
だからこそ本作のホッジスは、バッジを見せるシーンがあるのよね。
これは警察時代のバッジを持っているって訳じゃなくて、探偵になることで得たバッジのようです。
探偵が社会的な地位を得ていることを前提に見ないと、日本における「探偵(浮気調査とか人探しとか)」と思ってみると違和感を感じるかもしれませんね。
結び
ウミガメとリクガメの違いについて、毎回触れるんだけど何かの伏線になるのかな?
それともスティーブン・キングさんや、他作品とのつながりがある話題なのかな?