無事にドメイン移管終わりました
「冷やし中華はじめました」みたいな見出しですが、すでに「ドメイン移管」が終わっております。 そもそも、なんでドメイン移管したの? というと、お名前.comが値上げをすることが決まったからなのです。それも、支払い額に対して10%~20%という笑えない値上がり。
半導体や円安などの情勢から仕方ないけれど、それはお名前.comを運営するGMO系列だけではないので、この値上がりは許容できない……。
ということで、お名前.comからXServerへ移管しました。
ドメイン移管の流れ
1.状況整理
1.まずはどのドメインを移すか? 廃止するか? を決める。
元々、ドメインを30個近く保有していたのですが次の条件を満たしていないケースや、維持費が高かったものは廃止することに決めました。
2.次に移管条件を満たしているか確認する。
お名前.comでは取り扱えるドメインがXServerでは取り扱えないケースもあれば、移管条件(60日制約)などに該当するものが無いか? などを検証して、更に「移管するか? 廃止するか?」を検討していきます。
3.移管対象リストと廃止対象リストを作成する。
操作対象が多いと間違えてしまう可能性があるので、Excelでリストを作成しました。
2.お名前.comで作業する
1.AuthCode/REG-IDを調べる。
お名前.comにログインして、ドメインごとに「AuthCode/REG-ID」を調べました。汎用JPドメイン(~.jp)は「REG-ID」を、それ以外の場合は「AuthCode」を調べて、Excelで作ったリストに追記していきます。
2.移管ロックを解除する。
もしも、移管ロックをしている場合は解除しましょう。(デフォルトはOFFだったはずなので、ロックした覚えがなければ、対応不要なはずです。)
3.WHOIS情報公開代行設定を無効にする。
WHOIS情報公開代行を無効にすることで、登録者=自分自身の本名や住所が晒される状況になります。個人情報流出って訳じゃなくて、自分自身で<公開>する操作のため怖いですね。
でも、この設定を無効にしなければ移管できないので、ここから先は手早く進めていきましょう!
4.【メール】代行設定無効化完了メールを確認する。
お名前.comから下記件名のメールが届くことを確認する。受付完了とは別に完了通知のメールが届くので見間違いに注意しましょう。(これでWhois情報の代行がOFFになりました。)
※私の場合は、操作してすぐに受付通知のメールが届いて、その後数分程度で完了通知が届きました。
[お名前.com]Whois情報公開代行 完了通知 domain.name
引用元:お名前.com
3.XServerで作業する
1.ドメイン移管の申請を行う。
XServer側で移管するドメインを全部列挙して申請します。この時に必要になるのが「AuthCode」です。移管料金の支払いもこのタイミングで行います。(汎用JP移管時のREG_IDは求められなかった気がする……。)
4.お名前.comで再び作業する
1.【メール】お名前.comから送られてきた申請確認メールを確認する。
下記件名のメールの内容を読んで、記載された専用URLから承認ページを開きましょう。
【重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡 domain.name
引用元:お名前.com
2.移管(トランスファー)申請の承認をする。
メールのURLから開いたお名前.comの承認ページにて、移管(トランスファー)の申請を承認します。メールの文面にも記載されていますが、承認には期日が設定されているため注意しましょう。
※承認後に「トランスファー申請承認のご連絡」ってメールが飛んでくると思いますが、それを待たずにXServer側のメールに基づいて作業してOKです。(このメールが来るよりも先に、Xserverからメールが届いているはずなので……。)
5.XServerで再び作業する
1.【メール】Xserverから送られてきた申請確認メールを確認する。
下記件名のメールの内容を読んで、記載された専用URLから承認ページを開きましょう。
【重要】domain.name のトランスファー申請に関するご案内
引用元:Xserver
2.移管(トランスファー)申請の承認をする。
メールのURLから開いたXServerの承認ページにて、移管(トランスファー)の申請を承認します。メールの文面にも記載されていますが、承認には期日が設定されているため注意しましょう。
3.【メール】Xserverから送られてきた移管完了メールを確認する。
下記件名のメールが届けば、ドメイン移管が完了です。
【Xserverドメイン】ドメイン移管完了のお知らせ(domain.name)
引用元:Xserver
ドメイン移管後にやっておくこと
DNS設定を変更する。
まず、お名前.comの時からXserverを利用していたドメインは設定変更不要。
変更が必要なのは、「お名前.comの時に利用していない(お名前.com標準設定)ドメイン」です。このドメインを「Xserver Domain」に変更しておきましょう。
Whois情報の代行設定
汎用JPドメインも含めて、「Whois情報」の代行設定をしておきましょう。これで「個人情報(本名や住所)」などが隠されて、Xserverの情報が表示されるようになります。
自動更新設定の適用
移管したドメインは、デフォルトでは自動更新OFFのようです。そのため、忘れず自動更新をONにしておきましょう!
廃止ドメインの自動更新無効化
もしも、移管せずに「廃止」することを決めたドメインがあるならば、お名前.com側で「自動更新OFF」としておきましょう。これで「期日が来たら、自動的にドメイン廃止」となります。
ドメイン移管に掛かる時間
24時間は掛からないくらいで終わりました。
私の場合、金曜日の夜に作業をしました。
XServerの移管申請を出して、お名前.comやXServerからのメールを待つ状態になったので一眠り。
朝起きてメールをチェックしてもまだ来ておらず、昼前にメールが届いていました。そこから、お名前.comの移管申請→XServerの移管申請を行い、2~3時間くらいで作業が終わりました! 2~3時間と言っても、実際の操作自体は数分でしたので、ほぼメールを待つ時間となります。
そして、このメールを待つ時間というのが時期などによって変わるため注意が必要です!
ドメイン移管に掛かる時間=代行されていないWhois情報が公開されている時間となります。
作業のタイミングに注意するとともに、「今から作業やるよ!」とか「今、作業中!」みたいなツイート・ブログ更新はしないようにしましょう。(このタイミングでWhois検索されるとバレるかもしれませんし、これは“流出”ではなく適切な“公開”なので防ぎようもありません……。)
私のアクセス数が少ない弱小ブログであれば、24時間程度なら気にする必要もないかな?
ドメイン移管で気になること
一時的にブログアクセスできなくなる?
ならない!
ドメインを管理している会社が変わるだけなので、ブログのアクセスも出来るし記事を書くこともできます。
ドメイン移管前にDNS設定を変更する必要があるの?
必要ない!
「DNS設定/転送設定」がどうたらこうたらとお名前.comに記載されていて、毎月お金がかかるみたいな赤文字メッセージがあったけれど、実際やってみたら特別請求されることなく作業が終わった。
DNS設定は、ドメイン移管後に変更(お名前.com→XserverDomain)するのを忘れずにしておけば大丈夫みたい。
結び
ドメイン移管は簡単!
ドメイン移管は「個人情報公開が嫌!」という所だけがネックで、操作や流れは簡単でした。
移管すると「期間が1年延長」されるとのことで、XServerさんが「移管費用1円キャンペーン」を開催していたタイミングに実施したのでメチャメチャ得しました!
2023年01月18日のXServerさんのニュースにて、現時点では値上げを考えていないとのこと。
問い合わせが多かったから? ニュースを出したのかもしれないけれど、「値上げしないこと」をあえてニュースとして打ち出すところも含めて、ユーザに寄り添っている雰囲気が出ていて好感が持てるなぁ。