アニメ『メジャー』シーズン６ 最終シーズンはイップス＆血行障害の話

作品情報：メジャー（MAJOR）

基本情報

あらすじ

主人公・吾郎は父親をプロ野球選手に持ち、自身も野球が好きな少年。
そんな吾郎の半生が描かれた野球アニメ。

シーズン６では、「メジャーリーグ編」の模様が描かれる。

感想：メジャー（MAJOR）

感想

本記事は、「シーズン６」を対象としています。

前シーズンラストで無事、問題を解決した。

しかし、本シーズンでは新たに「イップス」の話からスタート。

スポーツの話では切っても切り離せない「イップス」ですが、現実のプロ野球などでその辺りを知る機会ってあまりないですよね。単純に私がそういう情報を集めていないからというのもあるかもしれませんが、スランプ・不調と表現されるだけで「イップス」という言葉を実際のスポーツではあまり聞かないです。

そもそも、イップスを引き起こしてまで闘えるほどプロの世界は甘くないんでしょうね。
本作の吾郎も、すぐにメジャーリーグからAAAリーグに落とされてしまいましたから……。

ジョー・ギブソンの復活＆引退もありイップスさえも克服して、吾郎の華々しい活躍が終わり第9話で一区切りを迎えました。
この流れは実に良かったね。

第10話には、清水が主人公となる回。

やっぱり、作者はスポーツが好きなんだなぁ　と実感しますね。
私は、「部活動に一生懸命になる」とか、「負けて泣く」って経験がないですし、理解できないですからね。
否定するつもりはないですが、私としては「部活動を頑張って、その先に何があるの？」とか「負けて泣くくらいなら、そもそも強い部のある学校に入部するくらい人生賭けなよ。そんなこともせず、ただ毎日練習頑張ったから勝てるほど甘くないでしょ。」って達観してましたから。

部活って学校によるのかもしれないけれど、私の通っていたところは強制だったので、イヤイヤ入部しましたもん。
一方で、本作の清水は最初はイヤイヤでも、自らソフトボールの道へと進む。
それがブレるストーリーというのも新鮮でした。

さて第11話から、メジャーリーグの本編となります。

マードックやワッツなど良いキャラクターにフォーカスがあたるのは嬉しい。

シーズン中、それも決勝争いの最中に選手に金儲けの話。
オーナー目線だと「金！　金！　金！」となるのは当然だと思うし、これはこれでリアルなのかな？

そして後半には、吾郎自身に血行障害。

そこからエンディングまっしぐらな訳です。
イップスは心の問題ですが、血行障害は身体の問題。
これはどうしようもない訳で、今までのメジャーらしい「頑張る吾郎」が描かれています。

本シーズンはキャラクターたちは良いのに、ストーリーのスピード感が凄く早い。
あれ？　これファイナルシーズンだけど、大丈夫？　と不安になる。

８年後――

字幕が出て、あ～、そうなっちゃうか と分かっていたけど落胆。
悪くは無いんだけど、楽しみにしてた部分がダイジェストっていう感じ。

これまで話数も多かったから、もう十分楽しみました。
原作コミックの内容を知らないけど、同じようにダイジェストになってるのかな？

結び

長きにわたり観てきた『メジャー』もついに終わりました。
他にもOVAなどがあるようですが、気が向いたら観ようかな～　という感じです。

しばらく、スポーツアニメは遠慮したいですわ。
あと、「頑張ったら何とかなる」みたいな根性理論もしばらく見たくない。