アニメ『メジャー』シーズン4 ジョー・ギブソンJr. が不幸すぎる

目次

作品情報:メジャー(MAJOR)

基本情報

基本情報を表示する
題名メジャー
原題MAJOR
原作満田拓也
監督福島利規
シリーズ構成土屋理敬
脚本中村能子
吉岡たかを
土屋理敬
末永光代
福嶋幸典
金春智子
高橋ナツコ
キャラデザ大貫健一
美術監督徳田俊之
加藤靖忠
撮影監督佐藤太郎
オフライン編集小峰博美
音響監督飯塚康一
音楽中川幸太郎
主題歌オープニング:大友康平/RISE
エンディング:ザ・ルーズドッグス/ONE DAY
エンディング:茂野吾郎×ザ・ルーズドッグス feat.大黒摩季/雨のち虹色
プロデューサー古市直彦
八田正宣(アニメーション)
野球監修長谷川滋利
アニメーション制作SynergySP
NHKエンタープライズ
製作NHK
小学館集英社プロダクション
製作国日本
公開年2008年
話数全26話
出演者森久保祥太郎
榎本温子
石井康嗣
浦山迅
加藤寛規
中國卓郎
羽多野渉
浪川大輔
鈴村健一
河本邦弘
一色まゆ
西優子
金光宣明
森田成一
笹本優子
伊藤栄次
宗矢樹頼
小山剛志
森川智之
三宅健太
金谷ヒデユキ
落合弘治
斎藤千和
朴璐美
白石充
梶裕貴
宮下栄治
長嶝高士
石塚運昇
岡本麻弥
伊藤和晃
前田敏子
嵜本正和
荻野晴朗
くまいもとこ
咲野俊介
佐藤晴男
西村知道
高瀬右光
森訓久
茅原実里
岩村琴美
風間リチャ.
木村亜希子
野田順子
大林隆介
保村真
仁科洋平
田中敦子
飛田展男
兵藤まこ
桐井大介
石井敏満
川島得愛
草尾毅
保志総一朗
植田佳奈
宮田幸季
石井隆夫
楠大典
荻原秀樹
武内健
長谷川歩
小林由美子
水田わさび
堀内賢雄
太田哲治
柿原徹也
松林大樹
逢坂力
豊永利行
下和田裕貴
成瀬誠
山本泰輔
赤城進
本多陽子
城雅子
谷山紀章
山中真尋
堂坂晃三
川上貴史
牧口真幸
根本圭子
後藤沙緒里

あらすじ

主人公・吾郎は父親をプロ野球選手に持ち、自身も野球が好きな少年。
そんな吾郎の半生が描かれた野球アニメ。

シーズン4では、「マイナーリーグ編」の模様が描かれる。

感想:メジャー(MAJOR)

感想

本記事は、「シーズン4」を対象としています。

前作ラストで渡米を決めた吾郎。
英語もろくにしゃべれないのに、その行動力はさすがとしか言えない。

トラブルがありながらも、淡々と「マイナーリーグ」へ参加する。
更に言えば、「メジャーリーグ」に行けることになったのに、その切符を捨てる判断をする。

そんな一時の感情で捨てられるものが夢よ呼べるの?

「夢の舞台」って何?

夢って何? と駆け巡るストーリー。

ちょくちょく差し込まれる小森やトシ君などのストーリーも微妙だった。
小森はほんと報われないな~とか、トシ君の先輩にあたる矢田部もクソだからなぁ。
矢田部が厳しいのは良い。でも、人によって態度を変えるのは違うだろ。
厳しいなら厳しいを貫けよ……。
実は裏ではトシ君を想っての行動なんだぜ――って、演出が気持ち悪い。

メタ的な所に目を向けると「小森やトシ君の回に対する次回予告を吾郎がナレーションする」という、ストーリーの整合性もへったくれもない構成をしている時点で、あまり良い印象は持てない。

メジャーリーグ=アメリカの野球と思っていたけど、マイナーリーグというものがあって、それもAAAやAAみたいにいくつも分かれているのは初めて知った。
そのくらい野球に興味がない私にとって、ストーリーが人間関係やジャイアント・キリングのようなものじゃなく「野球の面白さ」みたいなものにフォーカスがあたった時点で、アニメの魅力が急落している。

「野球の面白さ」だったら、「アニメ」や「メジャー」という作品じゃなくても良い訳ですよ……。
何を求めているかによって、このシリーズは感想が変わりそう。
この先、同じような試合中心の話運びだと評価急落まっしぐらだぜ?

本作はトラブルがありつつも、不幸が少ないな~と思ったら、ジョー・ギブソンJr.ですよ。

離婚は子供からしたら不幸か~と思ったら、母親と妹を事故死――。
吾郎側では「父親一人だけ殺した」から、ギブソンJr.側は「母と妹の二人殺しとくか!」って設定を決めたんじゃないか? と思うくらいに不幸詰め込むよね。
更には「父親が人殺し!」って、いじめを受ける。
親父は自分じゃなくて、他人の子供のことばかりを気に掛ける。
そりゃ性格歪むわ! でも、これってフィクションアニメですよ。ここまで登場人物を苦しめる必要ってあるんかな?

あんまり好きになれない。
私と原作者の相性が悪いと言わざるを得ない。

結び

あんまり次シーズンに期待できないけど、ここまで来たら見るしかない。

頼むから不幸は減らしてくれ。

目次