『ぼく、オタリーマン。』は気持ち悪くて嫌いだ(内田真礼さんデビュー作!)

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作品情報:ぼく、オタリーマン。

基本情報

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題名ぼく、オタリーマン。
原題ぼく、オタリーマン。
原作よしたに
監督芦名みのる
脚本芦名みのる
音響監督芦名みのる
音楽イシバシミノル
ミッキー三木
主題歌オープニング:片霧烈火 meets 出銭☆リゾット/No Reason
プロデューサー石川真吾
牧大哲
川島正規
アニメーション制作パンダ工場
スタジオぷYUKAI
製作「ぼく、オタリーマン。」製作委員会
リバプール・パンダ工場
製作国日本
公開年2010年
話数全1話(2×5話構成)
出演者宮野真守
釘宮理恵
柳田淳一
森田則昭
内田真礼
矢野明日香
小田久史
藤田大助
ミッキー三木
山本小百合
よしたに
賀藤彩子

あらすじ

SE(システムエンジニア)として会社に勤めるオタクなサラリーマン(オタリーマン)・よしたに。
そんな“オタリーマン”なよしたにの日常を描く共感ストーリー。

感想:ぼく、オタリーマン。

感想

デフォルメみたいなキャラクターがデフォルトのアニメ。
デフォルメキャラは良いんだけど、それがにや~っと表情が変わる箇所(ぬるぬる動くのに加えて、そのシチュエーションというかテーマ)が気持ち悪い。

好きになれないなぁ。
いや、「嫌い」の方が適切というべき印象を持った。

嫌いって表現は、あんまり使わないんだけど、この作品は嫌いだわ。

原作を読んだことないけれど、私の現職は“SE”なので作品の名前くらいは耳にしたことがあります。
同じ原作者さんで言えば、『理系の人々』の方が耳にする機会は多かったけど、どの作品も読んだことは無いです。

原作未読の上でアニメを観たわけですが、「面白い」と感じる箇所があまりに少ない。
ネタ自体は「分かるわ~」と思う所がある反面、それだけなのよね。
笑えないし、そもそもギャグアニメではないのか? など、頭がグルグルするレベル――。

エロネタもパンチが弱いというか、振り切っていないから猶更気持ち悪さが増している。
その気持ち悪さ=ステレオタイプなオタクの表現としているなら成功と言えますが……それが表現したかったの?

やっぱり、嫌いだわ。

ネタで「あるある!」と思ったのは「今日ノ国境侵犯 その1」くらいかな~。

これは分かる。すごくわかる!
それに、他人の席のコンセント奪う奴とかね! 神経疑っちゃう。

でも、私の場合は直接言っちゃうからなぁ~。
お客様だろうが、上司だろうが<私の領域>を犯したら言っちゃう!
言ってトラブルになることになる可能性もあるけど、絶対的な正義がコッチにあるなら相手関係なく言わなきゃ損!!
「面倒な奴だ!」とか思われても、所詮は仕事の上での関係だから知ったこっちゃねぇ――と開き直りましょう。

でも、十年以上も同じ会社に勤めていると周りはみんな下になっているから、侵犯される機会も減ったもんですよ。
それにテレワークになって、そもそも出社しないから平和なもんです!

席の間にアクリル板を挟んでいたり、1つ飛ばしに座ったり、フリーアドレスになっている会社もあるでしょうから、出社を余儀なくされる会社でも、こういうトラブル(ストレスの種)は減りつつあるのかもしれませんね。

さて、良い意味で記憶に残ったのが、上記だけ……。

仕方ないんだけどSE色があんまり強くないというか、万人受けするネタになっているのが残念だよね。
このアニメのネタって、「SE」じゃなくても通用するもんね。

もっとコアなネタなら面白かったかも? と思ったけど、やっぱり不快感の方が強いから無理だわ。

あとこの作品で触れておきたいのは、タイトルにも書いた通り内田真礼さんのデビュー作であること。

今となっては、超有名な声優さん。
実写ドラマにも出演したこともあり、幅広く活躍している内田真礼さんのデビュー作!
日本ナレーション演技研究所に在籍中に本作でデビューして、デビュー後に事務所に所属したようです。

まぁ、それだけなのですが、デビュー作だから観てみたい! と期待するとガッカリするかも。
声がどうこう言う以前にね。
なので、あまり過度な期待は止めた方が良いでしょう。

まとめると、ネタのチョイスが生理的に無理。
これは作者さんも誰も悪くない! ただ、嫌い。それだけ。

結び

嫌いな作品があるのは、個人の主観だから仕方ない。

これもまた一興。

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