海外ドラマ『HALO』ゲームとは違う。そして残念でならない。

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作品情報:HALO

基本情報

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題名HALO
原題HALO
原作HALO(ゲーム)
プロデューサー シーラ・ホッキン
シャーロット・キーティング
マイケル・アームブラスター
監督ジョナサン・リーベスマン
オットー・バサースト
ロエル・レーヌ
デブス・パターソン
ジェシカ・ローリー
脚本スティーブン・ケイン
カイル・キレン
ジャスティン・ジュエル・ギルマー
シルカ・ルイサ
リチャード・ロビンス
製作総指揮スティーブン・スピルバーグ
スティーブン・ケイン
キキ・ウルフキル
フランク・オコナー
ボニー・ロス
ジャスティン・ファルビー
ダリル・フランク
オットー・バサースト
トビー・レスリー
カイル・キレン
スコット・ペニントン
ジャン・パオロ・ヴァラーニ
製作Showtime Networks
343 Industries
Amblin Television
Chapter Eleven
One Big Picture
音楽ショーン・カレリー
製作会社Paramount Global Distribution Group
製作国アメリカ合衆国
公開年2022年
話数全9話
出演者パブロ・シュライバー
シャバナ・アズミ
ナターシャ・カルザック
オリーブグレー
イェリン・ハ
ベントレー・カルー
ケイト・ケネディ
チャーリー・マーフィー
ダニー・サパニ
ジェン・テイラー
ボキーム・ウッドバイン
ナターシャ・マケルホーン
ライアン・マクパーランド
キャスパー・ノップフ
バーン・ゴーマン
ダンカン・パウ
ハンス・ピーターソン
ジュリアン・ブリーチ
サラ リッジウェイ
カール・ジョンソン
フィオナ・オショーネシー
ヒルトン・マクレー
クラウディウス・ピータース
ヤーボル・ナギパル
アンナ・トロカン
タイラン・ベイリー
ミルヤム・ノヴァク
ジェイミー・ビーミッシュ
コン・ジョンファン
ジョン・マイヤーズ
ダニエル・フィアマンヤ
サミュエル・タムノトク・グボボ
ニラ・アリア
イアン・ピリー
スカイ・ヤン
シン・ユナ
フェリペ・ガブリエル・マリアーノ
ミランダ・ウィルソン
フランシスコ・ラッベ
イバン・フェニョ
カレン・ガニョン
ジョニー・K・パーマー
デヴィッド・チャニ
キャロライン・バールトン
イザウラ・バーベ・ブラウン
ズズサンナ・ロー
キアー・ドゥルレア
アンジー・セペダ
ジェシカ・フォステックウ
クィン・ド・ゴック
セバスティアン・キャピタン・ビベロス
チャールズ・アコルティア
グスタボ・チェン
デビッド・Z.ミラー
オラダポ・オルワトス・オクンロラ
カシュエルデン・ガンボルド
ビリー・マーロウ
アリ・カーン
ネーカ・オコイエ
マーティン・フィッシャー
ザジィ・ヘイハースト
ロバート・ジャクソン
ショーン・エイルワード
J・セバスチャン・リー
ジャラム・リー
アダム・ボンツ
ローガン・シアラー
ヘイリー・カナム
バラーシュ・シェミー
ザッカリー・ヒン
ジュード・カジョー
ロデリック・ヒル
ピーター・ヤンコビッチ
オリビア・リウ
ノラ・トローカン
スコット・カリム
ミクローシュ・ベーレス
バラーシュ・ベルケニー
マット・デビア
ソフィア・ミクロス
ケンベ・ソレル
ジョゼット・サイモン
リリエン・ファニ・ナメニイ
チャン・ウー・リム
マーテ・ベデ=ファゼカス
ジョシュア・ジョー
イリンゴ・レティ
フェルナンダ・ラチ・シルバ
ヒシャム・オメル
オーウェン・グッド
ナタリア・トート
ケビン・エゼキエル・オグンレイエ
アロンゴールドトス
ジョセフ・モルガン
クリスティーナ・ロドロ
ジェレミー・ウィーラー
バルナバ・レイティ
イーシュ・アラディ
ペトラ・ヴェレス=コヴァーチ
ロレーナ・サンタナ・ソモジイ
ツォグバター・バツォリグ
パトリック・ザナ
アミレザ・ファラジバンド
ジーナイン・ソヴィック

あらすじ

2552年の世界が舞台。
人類は地球以外の複数の別惑星「惑星マドリガル」や「惑星リーチ」に移住して生活をしている。

UNSC(国連宇宙軍)と反逆軍、人類とコブナント(エイリアン)の戦争が描かれる。

感想:HALO

前置き

数年前にゲームはプレイ済です。

プレイしたのは、『Halo:Reach』『Halo:CE』『Halo 2』『Halo 3:ODST』『Halo 3』『Halo 4』の6作品。
当時、一緒に仕事をしていた先輩に誘われて、初めてプレイしたのがXBOX360の『HALO 4』
人生初のFPSで、一人でクリアできなくて手伝ってもらったのは苦い思い出……。

ここにきて『HALO4』から始めた利点を得られました。
それはマスターチーフの声が海外ドラマと同じ「小山力也さん」なので、違和感が無いこと!
ゲーム『HALO4』のタイミングで声優が変わったので、シリーズを最初から追いかけてきた方は相当な苦言を呈していましたよね……。

それから時が経って、Steamの『Halo: The Master Chief Collection』を購入して上記6作をプレイしました。
ちゃんと、一人でクリアできました! 難易度:ビギナーだけどさ。

感想

さて、ドラマの話に入りましょう。

ゲームプレイ済だけど、コアじゃないライトファンの立場で感想書いています。

いや、誰目線のストーリーだよ! という第1話冒頭から不安。
「え? ヘルメット脱いじゃうんだ? それでいいのね?」という追い打ち攻撃。

個人的な感想を書くブログだから書くけど、「クワン・ハ」は邪魔
余計がすぎる。
完全に無くていい。
ポリコレの影響で足されたのか、政治的な思惑なのか知らんけど、作品を壊したことには変わらないね。
韓国に特別何か思うこととかは無いし、差別的な話じゃないけど、このドラマにおいて「韓国要素」は必要だったか?
「地球」一切出てこないけど、本当にこれ必要か?

ちゃんと考えてくれよ……。

「祝福の子・マキー」もちょっと余計。
設定自体はアリかもしれないけれど、なんで祝福の子は1人しかいないの?
ソレンの元には過去にコブナントに連れ去られた男が居たんでしょ?
ということは、色々と探し回ってたんだよね?
でも、幼少期のマキ―に見つけ出して満足しちゃった?
もっと確保しておかないとリスクが高くない?
と思ったら、これがエンディングの「コブナント側のあちゃーな展開」に繋がっていく。

ナニコレ? お粗末すぎないか?

更に言えば、コブナント側がマキ―を信じすぎてるし、自由を与えすぎてる。
幼少期にさらった、人間に恨みがある。だから安心というのはコブナントの思想が短絡的すぎるよね。
「人間を飼っている」くらいの設定だったら、まだ理解ができたんだけど……。

あと、3体の大予言者に対して意見するのがチグハグ感がすごい。
複数種族をまとめている最上位のコブナントに対して、いくら重要と言えど距離感がおかしくないか?

背中に埋め込まれたチップを取り除いて感情を~というのも、それをしたら「マスターチーフ」じゃなくなるじゃん。

SFの世界は「設定」が最重要! なのに甘いのよ。
ドラマ化する上で、ゲームにない要素の設定が足されてるけど、それらが甘い気がするのよね。

『HALO』という作品名をそのままドラマタイトルに使うんだったら、原作に忠実にやればいいのに……。
ここまでオリジナル要素とか、改変したいんだったら、せめてサブタイトル付けるとか考えればいいのにさ。
それでも、ここまでされたら受け入れられないだろうけどね。

この作品(特に7話あたり)を観てる間、何度「HALO 舐めんなよ!」と言ったか分からないくらい、ずーっとモヤモヤしてる。
描くなら、ソレンとジョン(マスターチーフ)の友情を描け。
ソレンとクワン・ハの共闘? なんだそれ。

さて、良い点にも触れていきましょう。

各話のオープニングがスタイリッシュ!
数十秒でキッチリ、マスターチーフのカッコよさを体現している。

あとは音楽! 効果音!
シールドのシールド破損~リチャージ音とか、ゲームまんまで良かった。
一部しか気づけなかったけど、ゲームのBGMが利用されているシーンもあって嬉しかった。

8話、9話のストーリーや、全体を通してアクションシーンやCGは良かった。
コルタナのコレジャナイ感とか、吹替版のおちょくった感じの喋り方も仕方ないとしましょう。
(前述の悪い点も含めて監督や製作総指揮の意向なんだよね?)

本作は吹替版で観たのですが、マスターチーフの小山力也さんは本記事冒頭で触れたので良いとして、コルタナの声。
私の中では『HALO4』の藤村歩さんの声より、他シリーズを担当された小池亜希子さんの印象が強い。
そのため、小池亜希子さんで嬉しいな~というのと同時に、2019年に藤村歩さんが無期限休業を発表したという事実を知り、少し残念になった……。

一番触れておきたいのは、ミランダ役・生天目仁美さんよ!

声優の中で一番好きな人は誰? と言われたら、迷うことなく生天目さんを挙げるくらい好き。
最初のキャスト発表では、「ミランダ役(キース艦長の娘)か~。1期ではあんまり出てこないだろうなぁ。」と思ったんだけど、ところがどっこい!
ゲームと同じじゃないストーリーだからこそ、めっちゃ出てくる。
なんなら、キース艦長よりも喋る! 喋る!

これは嬉しい! ただただ、嬉しい!

ミランダがストーリーを引っ張る重要キャラクターの一人に位置付けられているため、シーズン2の登場にも期待できる。

むしろ、期待できるのがソコしかないの――。

結び

マスターチーフが人気なのは分かるけど、ここまでストーリー変えられてコアファンは納得してるの?
ライトファンの私でさえ、モヤモヤが止まらないのに……。

少なくとも、原作ゲーム開発者のマルクス・レフトさんは、「私が作ったHALOではない」って言ってるからね。
それと同時に「嫌いとは言っていない」と明言しているけれど、私もこの記事で「嫌い」という表現は1個も使ってないのよ!

シーズン1が全9話で決まっていたなら、『HALO:REACH』をドラマ化したら良いのに……と思ったのは私だけ?

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