作品情報:よむプラネタリウム 春の星座案内
基本情報
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書籍名 | よむプラネタリウム 春の星座案内 |
著者 | 著 :野崎洋子 写真:中西昭雄 |
原作 | – |
原作者 | – |
キャラデザ | 星座イラスト:しろぺこり |
ページ数 | 64ページ |
発売日 | 2017年02月25日 |
出版社 | アリス館 |
レーベル | – |
ASIN | – |
ISBN | 978-4752007869 |
状態 | 完結 |
巻数 | 全1巻(シリーズ4巻の内の1巻) |
あらすじ
現役プラネタリウム解説員の野崎洋子さんが文章を担当し、天体写真家であり微弱光撮影装置のエンジニアの中西昭雄さんが写真を担当された書籍。
季節ごとにまとめられているうち、本著は「春」の星座について取り上げられている。
感想:よむプラネタリウム 春の星座案内
感想
「星座の話ばっかり」だと思ったら面食らいます。
ページをめくって、まず目に飛び込んでくるのはサクラの写真。
これがビックリするくらい美しいのよ。
情景に対して「美しい」という機会ってメッキリ減ったけれど、バックに雪をかぶった山があるこの写真はとっても素敵。
そしてタンポポの写真などを交えて、いよいよ本題。
星空の写真が登場します。
とてもきれいなんだけど、電子書籍で読みたかったなぁ~。
★本書は本記事執筆時点では電子書籍化されていません★
「世界で一番やさしい星空解説の本」と銘打ってあるのですが、この「世界で一番」とか「最強」「最も」みたいな表現がある本は普段読まないのよね。
だって、それってただの売り文句で「一番」「最強」「最も」である裏付けがされていることってないじゃない?
ただ、この書籍は「それが売り文句」じゃないの。
ページをめくったカバー部分に書いてある。手を取るまで決して分からない場所に。
しかも、Amazonなどの書籍販売ページにも「一番やさしい」って書いてない――こういうスタンスも好き。
さすがは現役プラネタリウム解説員というべきか、文章に用いる言葉のチョイスが優しいんだ。
恐らく、小学校高学年くらいも対象なんだろうね。
漢字にはルビが多く振ってあるから、幅広い年齢層をターゲットにしているとともに、星空に興味を持った人に向けた「入門書」としてもオススメできる一冊。
有名どころで言えば、「春の大三角」についても触れられているのですが、「春の大曲線」や「春の夫婦星」についても触れられており、少ないページ数・少ない文字数だからと言って情報量が少ないというわけではないのです。
星座の物語がコンパクトにまとめられているため、むしろ好印象なのです。
私は「春」があまり好きではありません。
深夜に「お花見」と称して騒音をまき散らす――そんな輩が増える季節です。
環境の変化に戸惑うのも「春」が多いでしょう。
人を惑わせ狂わせる、そんな「春」があまり好きではありません。
コロナ対策が緩和していく情勢――。
星空に目を向けてみるのも良いのではないでしょうか?
結び
書籍のタイトルって適当よね。
「世界で一番」とか「最強」みたいなことを何の裏付けもなく使えちゃうんだもの。
景品表示法の「優良誤認」にならないのかな?
私は、そういうタイトルの本は読まないからどうでもいいや~。