海外ドラマ『V』はビジターという名のレプタリアンの物語

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作品情報:V

基本情報

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題名V
原題V
原作・原案ケネス・ジョンソン
企画スコット・ピータース
監督イヴ・シモノー
デビッド・バレット
ブライアン・スパイサー
フレデリック・E・O・トーイ
ディーン・ホワイト
ジョナサン・フレイクス
ロバート・ダンカン・マクニール
ボビー・ロス
作曲マルコ・ベルトラミ
製作会社ザ・スコット・ピーターズ・カンパニー
HDフィルムズ
ワーナー・ブラザース・テレビジョン
製作国アメリカ合衆国
公開年2009年
話数全12話
出演者エリザベス・ミッチェル
モリス・チェスナット
ジョエル・グレッチ
ローガン・ハフマン
ローラ・バンダーボート
モレナ・バッカリン
スコット・ウルフ
クリストファー・シャイヤー
チャールズ・メジュール
マーク・ヒルドロス
ロアーク・クリッチロー
スコット・ハイランズ
ローデス・ベネディクト
レカ・シャルマ
デビッド・リッチモンド=ペック
レクサ・ドイグ
ニコラス・レア
ジェシー・ウィーラー
アラン・テュディック
ブレット・アービン
ルーカス・ウルフ
ベニータ・ハ
サマンサ・フェリス
ジャイルズ・パントン
タイ・オルソン
ソフィー・ルイ
ユーリ・キス
マイケル・フィリポウィッチ
フィリップ・グランジャー
カルメン・アギーレ
ジャクリーン・アン・ステュアート
ビル・ロイド
マイケル・トリュッコ
ライアン・ケネディ
クレイグ・フレイザー
ステファン・アーングリム
イングリッド・カベラーズ
クウィスン・ユン・ポトキンス
ジェシカ・パーカー・ケネディ
クリス・バーンズ
マケナ・ジョイ
ケレミア・スパロウ
ポール・マッギリオン
サラジェーン・レドモンド
テリー・チェン
ドーン・チュウバイ
ローラ・ウィルソン
フランク・トポル
ロッセン・チェンバース
ダーシー・ローリー
マックス・ボアテング
ロス・トゥイデール
ジョナサン・コリンズ
ブレット・ディア
タラ・ウィルソン
ソーニャ・サロマァ
アーネスト・グリフィス
シルバー・キム
ガレン・ロフステッド
ヴィーナ・スード
パトリック・キーティング
シン・ナルラ
ポール・レーゼンビー
ハバナ・グッピー
ケン・カムルーテイラー
ロブ・カーペンター
ショーン・キャリー
イアン・ブッチャー
オリバー・ガツケ
カーティス・ドーズ
ベンジャミン・ウィルキンソン
スティーブン・パーク
アン・ワーン・ペッグ
ケーシー・ロール
エリカ・キャロル
ブランディ・アレキサンダー
ニコラス・カレラ
マリー・ウェスト
D. ハーラン・カットシャル
ダレン・ベネット
マイケル・ウォーレン・チョイ
マーシ・T.ハウス
クレイ・セント・トーマス
ドゥルー・ウィリアムズ
ジェシー・ハッチ
ビバリー・エリオット
クリス・シールズ
ブラッド・ターナー
ジョン・サマハ
ジェフ・ウォン
クレイグ・マーチ
パトリシア・メイエン=サラザール
アレックス・クライナー
ロジーナ・マルキカ
ジム・バーンズ
チャド・ライリー
フロスガー・マシューズ
ジョシュ・ブラッカー
コリン・フー
タイラー・マクレンドン
リース・アレクサンダー
ゲイリー・ピーターマン
ミッシェル・ハリソン
デレク・ハミルトン
ブレット・ルブロー
ダリアス・ブレイク
ステイシー・フェア
ジル・タンゲイ
カイル・ラビーン
ジェン・グリフィン
ヤン・ボス
ショーン・マイケル・カイヤー
レヴァード・デュフレーヌ
デヤン・ロヨラ
ビリー・ミッチェル
ラデック・ヒューソン
タイラー・ジョンストン
オマリ・ニュートン
ニメット・カンジ
ジェレミー・ジョーンズ
クリスタル・バリント
ブレーデン・チェイス
トム・マクニール
キャメロン・K・スミス
ビクター・フォルモサ
フィリップ・ミッチェル
フェーン・ツェー
カイル・コーネル
マット・ライマー
ロブ・ヘイター
アモス・スターン
ピーター・オーバートン
デボン・ファーガソン
レイノルズ・コランテン
マックスウェル・ホーン
ルーシー・ボルヒョヴァー
ジェイコブ・エマニュエル

あらすじ

突如、上空に現れたエイリアンのマザーシップ。

エイリアンたちは、世界各地の言葉を操り地球人と友好な関係を結ぼうと歩み寄る態度を見せた。
しかし、エイリアンはマザーシップが現れるずっと前から地球に潜んでいた。

エイリアンたちは何を隠し、何を考えているのか――。

感想:V

感想

さて、あらすじではエイリアンという言葉を使いましたが、正しくは「レプタリアン」。
いわゆる、ヒトの皮をかぶった爬虫類の事をしており、作中では「V(ブイ)」または「ビジター」と呼ばれていますね。

ヒトの皮ということは中身はどうなっているの? というのは気になるでしょうが、「皮を剝ぐ刑罰」「生まれたハイブリッドの子供」「卵から孵った兵士たち」は、どれも直接的に描写してくれません。
これが楽しみだったのですが、傷口からチラっと見せるだけで終わり……。ちょっと残念だよ。

シーズン2では、キッチリ中身を見せてくれることに期待しています!

見目美しく、世界各国の言葉を操る知識があり、地球など比にならないほどの医療技術、科学技術を持っているビジター。

一般人からすればメディア操作があったにしても、「良いこと」しかしてないように見えるんだよね。
盲人の視力が回復したり、歩けなくなった人が歩けるようになる。それどころか、未来にかかる病を先手を打って治療することが出来る。もっと言えば、一度死んだ状態の人間を治療レーザー1回で蘇生する……。

更に目を見張るのは、ビジターは「自害用のピル(飲み薬)」を持っており、その効果を弾丸に詰めた銃もある。
これを使う事で、一瞬にして「灰」になるのも魅力的。
痛みを感じる間もなく死に至らしめる薬――。

日本では、「安らかな死」を自分で選ぶことすら難しいですからね。
私は安楽死という選択肢があってもいいと思うの。
闘病や衰弱の末に死ぬのって辛いことじゃないかな?
――なんてね。

本作は2009年に公開されており、実に10年以上前の作品。
それでも、メカ部分がリアルでカッコイイのよ。
集会を襲った「あの球体(シーカーだったかな?)」が好きなんだよね。

シーズン1では、「ビジターたちにとって不要な“人間の感情”」が伏線となってシーズン1のエンディングを迎えます。
いや、感情不要だったんじゃねーのかよ! と思ったら、作中のキャラクターたちもそこに言及して、暴走する○○を諫めるんだけど、最後には「あちゃー」という結末に。
「感情が要らない」から表情に注目して作品を観てたんだけど、これが面白いんだよ。
口角がクッと上がる

各話タイトルもカッコいんだけど、シーズン1最終話のタイトルが「開戦(Red Sky)」です。
Red Sky=赤い空? ってなにかな? と思ったら、夕暮れ空もびっくりの禍々しい“赤”に染まる。

この後、何が起こるか? が、恐らくシーズン2の始まりになるのでしょう。

海外作品は、映画はシンプルにまとまるのに対して、ドラマは大風呂敷を広げてストーリーが複雑に絡み合う。絡み合う。
「FBI 対 ビジター 対 第五部隊(ビジター内部の反乱軍)」の構図だけでも作品が描けそうなのに、そこにビジターと人間の恋愛や出産、マスメディアの在り方、極めつけは「FBIと第五部隊の協力」よ。これが良いんだ。

シンプルな構図である「地球人 と 地球外生命体」に反乱軍を加えて、その反乱軍と地球人が手を組む展開が熱いんだよ。

シーズン1では、「ビジターは表面上、ずっと良い奴」だったわけですが、シーズン2では、「牙をむく」ことが予想されますが、これが楽しみだなぁ。

アクションメインでも見ごたえあるだろうけど、人間関係にも注目しないといけないし、本作は楽しめるなぁ。

結び

もっと、武器とか乗り物とか出てきてほしい。
シーズン2は出てくるかな? 楽しみだなぁ。

そういえば、海外ドラマってやたらシーズンを分けるけど、ストーリーとして明確な区切りをつける(シーズンごとに話が完結する)ことは稀で、ストーリーは区切りなく繋がっている印象を持っています。
それでも、「全100話」という構成より「全12話×8シーズン」の構成の方が軽い気持ちで見始められる……ありがたや~。

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