『じょしらく』は最終回（ウザンヌ）のインパクト強すぎ

作品情報：じょしらく

基本情報

あらすじ

女性落語家５人によるギャグアニメ。

作中の言葉で説明すると、「女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただくアニメ」である。

感想：じょしらく

感想

「返せー」のネタは、諸方向を皮肉ってて良かったですね。
観る時代によっては、シャレにならない状況になりかねないハラハラ感もあります。（←えっ？）
最近、こういう風刺のきいた作品って見かけないのよね。

東京に住んでいますが、作中に出てくる場所ってほとんど行ったことない。
だから、「武蔵○○」とか言われてもピンと来なくて残念だった。。。
これ、東京各所の話はアニメオリジナルで「原作コミック」には無いのだそうです。

「女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく」に対して、会話だけじゃなくて、やたら色んな場所に行くな～と思ったら、そういうアニメオリジナルの話を入れてるんですね。

サブタイトルが落語の演目にかかっているな～とは思ったけれど、全部が全部分かるほど落語を知らないです。
元ネタ知ったところで、落語を観る（聴くっていうのかな？）ことも無いかな……。

この『じょしらく』自体はテンポや勢いの良いギャグに加えて、ブラックユーモアというかアイロニーというか風刺が効いてて面白いです。

一方で、「落語要素」はほとんど無い。
気づいていないだけで元ネタや要素はあるかもしらないけれど、知らなくても十分楽しめます！

『のんのんびより』でれんちょんを演じていた小岩井ことりさんの＜腹黒い役柄＞を観ることが出来たただけでも、十分な価値を見出せますね。

本作は最終回で、宇座亭ウザンヌ（CV.新谷良子）に全てを搔っ攫われた感がすごい。
本作は、ブログを書くにあたり数年ぶりに観たのですが、「ウザンヌが全部攫って行った」という事と、「電器店のテーマソングが流れたこと」というのが、主に記憶に残っていることでした。
（本作のせいで、新谷良子さんの声を聴くとウザンヌが過るようになってしまった……。）

本作のパロディで流れる音楽の絶妙にハズしてかすらせるのも上手よね。
「ソフマップ」のテーマソングはしっかり歌ってくれてうれしかった。（スポンサーとか、そういうのかな？）

オープニングは、これからアニメが始まるぞってワクワク感があって良かったんだけど、どうしてもエンディングが好きになれなかった。

「曲」自体が嫌いじゃなくて、アニメの一部としてのエンディングなのに「曲自体が主張しすぎ」って感じたのかな。
そういう強い曲はオープニングに持ってきてほしい！　というのが個人的意見。

本作のエンディングにて、作詞・作曲・編曲を担当されている前山田健一さんが同様に担当されている『日常』のオープニングは、１クール目・２クール目ともに、とっても素敵だった。
そこに対して、１クール目は佐咲紗花さんの「Zzz」、２クール目は佐咲紗花さんや作中キャラクターによる「合唱曲」で素敵な構成になっていました。

本作の監督である水島努さんで言えば、『侵略！イカ娘』の匙加減は見事――。
オープニングを一気に上げて、エンディングはしっとりカタルシスを……が輝く作品でした。

（あれ？　いつのまにか『じょしらく』から離れてしまった……。）

最終話の電器店テーマソングの会社名

電器店のテーマソングって「中毒性」がすごいですよね。
家電が好きってのもあって、昔は仕事帰りにヨドバシカメラに行くことも多かったです。
（懐かしい。懐かしい。）

結び

この作品が、約10年前の作品……。（←え？　そんなに前？）

『のんのんびより』の声優さん繋がりで、本作を久々に視聴しました。
ギャグアニメって、（頭空っぽにして）たまーに見たくなるんですよね。

新しい作品を探さず、昔おもしろいと感じた作品ばかり視聴する……。
歳を取ったなぁ。