『エム×ゼロ』魔法学園モノなのに魔法が使えない能力制限が面白い!

目次

作品情報:エム×ゼロ

基本情報

基本情報を表示する
書籍名エム×ゼロ
著者叶恭弘
原作
原作者
キャラデザ
ページ数1巻:192ページ
2巻:202ページ
3巻:192ページ
4巻:188ページ
5巻:192ページ
6巻:190ページ
7巻:186ページ
8巻:190ページ
9巻:188ページ
10巻:232ページ
発売日1巻:2006年11月02日
2巻:2007年03月02日
3巻:2007年05月02日
4巻:2007年07月04日
5巻:2007年09月04日
6巻:2007年11月02日
7巻:2008年01月04日
8巻:2008年03月04日
9巻:2008年06月04日
10巻:2008年08月04日
出版社集英社
レーベルジャンプコミックス
ASIN1巻:B00BVXA5VE
2巻:B00BVXA5X2
3巻:B00BVXA5Z0
4巻:B00BVXA5WI
5巻:B00BVXA5W8
6巻:B00BVXA5YQ
7巻:B00BVXA5VO
8巻:B00BVXA5WS
9巻:B00BVXA5VY
10巻:B00BVXA5UU
ISBN1巻:978-4088742779
2巻:978-4088743219
3巻:978-4088743448
4巻:978-4088743868
5巻:978-4088744155
6巻:978-4088744360
7巻:978-4088744681
8巻:978-4088744872
9巻:978-4088745138
10巻:978-4088745541
状態完結
巻数全10巻

あらすじ

魔力がゼロの主人公・九澄大賀。
魔法を扱う私立聖凪高校の受験に落ちた大賀であったが、ひょんなことから正体を隠して入学することになった。

感想:エム×ゼロ

感想

単行本全10巻で完結している本作。
時々、ふっと読みたくなるんですよね。これまた10巻だから、すぐに読めちゃうのよ。

魔法学園モノで、主人公だけが魔法を使えない状況をキッカケとして、「無効化能力」を得て活躍するストーリー。

昔のジャンプコミックにありがちなちょいエロ要素はご愛敬。
私としては、もう少しバトルモノに振ってくれた方が好みなんだけど、作者さんの女の子の絵が可愛いから、編集者サイドは恋愛モノに振りたかったのかな? という勘繰り。

バトルモノに振ってほしいと言ったけれど、キャラクターが可愛いのよ。

特に、ルーシー!

絵もそうなんだけど、主人公・九澄大賀に尽くすキャラクターが好き!
大賀の悪口を言われて憤慨するシーンとか、ブラックプレートの回とか、たまらんよね。

魔法物って苦手なんだけど、本作では「特殊能力」と言っても差し支えないでしょう。
各キャラクターが1つ以上の特殊能力を持っていて、その能力の行使にはMポイントを消費するイメージ。
だからタイトルの「エム×ゼロ」は、Mポイントがゼロの主人公には、魔法(能力)が使えないということになるのです。

この制約が良いよね。

やっぱり、主人公には「他と違う要素」が合って欲しい。
それが<チート>でも別にいいんだけど、周りに比べると「制約」が掛かっている環境で繰り広げられるストーリーと言う方が作者の力量が試される感じがして好き。
勢いと力業で解決するんだけど、ただそれだけじゃない! というのが、本作の見どころよ。

本来の想定であれば6巻の「ふりだしに戻る」で完結を予定していたらしいです。
これは、最終巻のあとがきに書いてあるので、コミックをお持ちの方は是非確認してみてください!
私としては、ここで終わらなくて本当に良かったと思う。
タイムリープじゃないけれど、周囲を巻き込んだ記憶修正は少しぶっ飛び過ぎな感じが否めなかった。
もっと言うなら、他の先生にも協力を仰ぐなり、あの時点でもう少し先生を引き込んで柊父も一緒に記憶修正に協力すれば丸く収まったわけで……と言うのは野暮と言うものですね。

そこから単行本にして4巻つづけた訳ですが、最終巻(というか最後3話)は、やっつけ仕事とは言わないけれど、打ち切り感が強いよね……。
学校名がもうふざけてるじゃん。 と少しゲンナリしました。
最後の方にあったストーリーの「2人の秘密」も分からぬまま、「愛花の夢を叶える」も出来ず仕舞いですからねぇ。

それ自体は仕方ないにしても、ブラックプレートからの留学というのは良く出来ていると感心しました。
「もう少し見たかったか?」というと微妙なんだけど、バトル方向に全力で振ってくれたら、もっと読みたいしアニメ化もしてほしいと思えた作品!

結び

本作の原作者である叶恭弘さんのアシスタントで有名な方には、『SPY×FAMILY』の遠藤達哉さん、『呪術廻戦』の芥見下々さんが居たようです。

どちらの作品もアニメを途中まで観ましたが、私はあまりハマらなかったです。

本作『エム×ゼロ』の方が面白い!

目次