作品情報：よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜
基本情報
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| 題名 | よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜 |
| 原題 | この女に賭けろ |
| 原作 | 周良貨 夢野一子 |
| ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ | 稲田秀樹（テレビ東京） 阿部真士（テレビ東京） 八巻薫（メディアミックス・ジャパン） |
| 監督 | 星野和成 小野浩司 倉木義典 |
| 脚本 | 西田征史 |
| 音楽 | 信澤宣明 |
| 主題歌 | オープニング：NEWS／トップガン エンディング：スガシカオ／遠い夜明け |
| 監修・指導 | 銀行・経済監修：菅井敏之 銀行窓口指導 ：長戸典子 |
| 製作会社 | テレビ東京 メディアミックス・ジャパン |
| 製作国 | 日本 |
| 公開年 | 2019年 |
| 話数 | 全８話 |
| 出演者 | 真木よう子 丸山隆平（関ジャニ∞） 塚本高史 三宅弘城 西野七瀬 片桐はいり 林泰文 森永悠希 兒玉宣勝 鎌田将司 杉浦琴乃 仁村紗和 矢島健一 木下ほうか 寺脇康文 柳葉敏郎 古谷一行（特別出演） 平岡祐太 山田明郷 萩尾みどり 樋渡真司 ジョーナカムラ 信太昌之 里見浩太朗 相島一之 二階堂智 安井順平 加藤シゲアキ 菅原大吉 黒田福美 長野里美 中山祐一朗 水橋研二 東根作寿英 椿鬼奴 岩谷健司 豊本明長 渡辺舞 長谷川朝晴 大林丈史 川村ゆきえ 片桐仁 戸田菜穂 小木茂光 田中こなつ 坂西良太 渡辺哲 永山たかし 並樹史朗 榎木孝明 おかやまはじめ 三遊亭とむ スガシカオ |
あらすじ
女性総合職・原島浩美（はらしまひろみ）は、成績最下位の台東支店への異動を命じられる。
それは頭取の進める改革と副頭取の思惑が絡んだ原島浩美の異動。
台東支店で厳しいノルマを前に、原島浩美はどのような行動にでるのか……。
感想：よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜
感想
原作は「この女（ひと）に賭けろ」というタイトルに対して、本ドラマのオープニングでは「この女に賭けろ」の文字を押しのける演出……。
「原作に囚われすぎるな！」という意味でしょうか。
しかし、私は原作未読なので先入観を持つことなく視聴できました。
銀行の業務なんて知りませんが楽しめました。
「キャスティングに力入れすぎだろ！」というくらいに、各話ゲストに豪華メンバを散りばめている。
しかも、この豪華なキャスティングはあくまで下準備。
行内政治に、貸し剥がし、借金、反社会的団体などテーマは重くドロドロとしそうなように見えますが、全体的に明るい音楽、ストーリーとなっているのが好印象です。
それらをけん引する主人公・原島を演じる真木よう子さんのお美しいこと。
作中の言葉を用いるなら「柔らかな人あたりと大胆な行動力」の体現なのですが、それに加えて、「ぽわぽわとした不思議ちゃん」を美しく演じています。
若干、斜視が入っているのかな？
不思議ちゃんの雰囲気が増してて良い感じです！
そんな原島が怒りを面に出すシーンが……ね！
ホント、素敵なのよ。
その怒りの原因が他者のためであるところが本当に原島の性格の良さを物語っているよね。
丸山隆平さん演じる加東亜希彦の立ち位置が微妙だよね。
主人公・原島よりも先輩行員で支店成績がトップだったのに、銀行の「輝く女性プロジェクト」により蹴落とされた形で課長の座を奪われ、それでもなお、原島をサポートし続ける健気さよ。
それに終盤のストーリーでは――。
ついにキタコレ！ 裏切れ！ 裏切れ！ と思ったのですが、なんとまぁ綺麗な展開ですこと。
本作の見どころはそれだけじゃないのよね。
キーポイントとなるのが喫茶サツキでのシーン。
片桐はいりさん演じる喫茶サツキ店主・金山さつきが癖が強くて、強くて……。
途中でお客さんとして出てくる片桐仁さんとの掛け合いは、もはやコント！！
いや、なんだよチャーメンって！
そういえば、片桐はいりさんと片桐仁さんって、同じ苗字だけど関係あるのかな？
と思って調べたら、特に親類などの関係ではないようです。
そして、偉人や著名人の言葉を取り上げるシーン。
最終回はトリッキーに攻めた言葉をチョイスしてきましたが、それまではしっかりと（無難な）言葉が取り上げられていますね。
こういう言葉を集めたビジネス書（自己啓発書）が出るくらい需要はあるジャンルですからね。
そのような言葉を、ストーリーに絡めてくれるのは嬉しい！
作中の偉人・著名人の言葉
最終回の言葉だけは、本作オリジナルのワードですね。
それにしても、原作者さんが武田信玄が好きなの？ それとも、ドラマの監督さんor脚本さんが好きなの？
| No. | 放送回 | 言葉 | 偉人・著名人 |
|---|---|---|---|
| １ | 第１回 | 未だ試みずして先ずその成否を疑う者は、これを勇者というべからず | 福沢諭吉 （学問のすゝめ 著者） |
| ２ | 第２回 | 鯛も平目も食うた者が、その味を知る | ことわざ |
| ３ | 第２回 | 成功する人は前進し続ける | コンラッド・ヒルトン （ヒルトンホテル創業者） |
| ４ | 第３回 | 前進できぬ駒はない | 中原誠 （棋士） |
| ５ | 第４回 | 笑顔は1ドルの元手もいらないが、1000万ドルの価値を生み出す | デール・カーネギー （作家） |
| ６ | 第５回 | もう一押しこそ慎重になれ | 武田信玄 （戦国武将） |
| ７ | 第６回 | 相手を黙らせたからといって、相手の意見を変えさせたわけではない | バーナード・ショー （作家） |
| ８ | 第７回 | 人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり | 武田信玄 （戦国武将） |
| ９ | 第８回 | また会いたいと思っていれば、いつかまた会えるよな | 加東亜希彦 （よつば銀行 行員） ※作中オリジナル言葉 |
結び
全８話って、１クールにも満たない構成だけど何かあったのかな？
と思ったら、テレビ東京・月曜22時00分からのドラマ枠は8～9話で構成されることが多いみたいね。
でも、しっかりストーリーがまとまってるし、観て良かった！
