『BLOODY MONDAY Season2』絶望ノ匣の正体は何だ?

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作品情報:BLOODY MONDAY Season2 絶望ノ匣

基本情報

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書籍名BLOODY MONDAY Season2 絶望ノ匣
著者原作:龍門諒
作画:恵広史
原作
原作者
キャラデザ
ページ数1巻:189ページ
2巻:174ページ
3巻:192ページ
4巻:191ページ
5巻:192ページ
6巻:192ページ
7巻:192ページ
8巻:200ページ
発売日1巻:2009年12月17日
2巻:2010年02月17日
3巻:2010年05月17日
4巻:2010年08月17日
5巻:2010年10月15日
6巻:2011年01月17日
7巻:2011年03月17日
8巻:2011年05月17日
出版社講談社
レーベル週刊少年マガジンコミックス
ASIN1巻:B00A4970E6
2巻:B00A4970HS
3巻:B00A4970I2
4巻:B00A4970KK
5巻:B00A4970Y6
6巻:B00A4970X2
7巻:B00A497104
8巻:B00A49711I
ISBN1巻:978-4063842302
2巻:978-4063842579
3巻:978-4063843040
4巻:978-4063843484
5巻:978-4063843866
6巻:978-4063844313
7巻:978-4063844634
8巻:978-4063844917
状態完結
巻数全8巻

あらすじ

前作の事件から2年後――。

平和な日々が続くかに見えた東京にて、テロリストにより飛行機がハイジャックされた。
ハイジャック犯の要求は「テロ組織『魔弾の射手』の指導者・火野アレクセイの解放」だった。

新総理大臣・九条正宗の判断により解放された「火野アレクセイ」の目的とは――。

感想:BLOODY MONDAY Season2 絶望ノ匣

感想

<本記事ではSeason2を対象にしています>

サブタイトルの「絶望ノ匣」は「パンドラのはこ」と読みます。
「その正体が何なのか?」は、本作の重要ポイントなので、ぜひ読んでみてください。

前作の事件を最後に、ハッキングをやめたかに見えた主人公・藤丸。
実は裏ではバリバリ現役のハッカーで、THIRD-i 外部機関として活動している。というカッコいい設定!

このモジャモモジャの矢島さんって誰だっけ?
と思ったら、Season1で婚約者と一緒に感染して生き残った「あの矢島さん」かい!

前作では、「神島一派」と言う日本の宗教団体を相手に戦うストーリーでしたが、今回は「魔弾の射手」という世界的なテロ集団との戦いとなります。
※本作の舞台が日本というだけで、「魔弾の射手」は過去にロシアで事件を起こしているのです。

新キャラクター・響がトリッキーすぎて好きになれないな~。
「自殺するから→死にたくない」と言う流れから、Season2ラストで死んでくれないかな~と思いながら読んでいたのですが……。
主人公・藤丸は、前作の「K」と本作の「響」を重ねたからこそ、スパイ疑惑があっても助け出したのよね。

今回のポイントは、やっぱり高木竜之介ですよね。
「魔弾の射手」に潜入してスパイ活動をするという立ち位置で、あのような結末を迎える需要な役柄。

そうか、そうか。そうなのか……。
主要キャラクターもそういう事になるのか……。
でも、解毒が間に合ったことで遥を救うことが出来て良かったというべきなのかな。

そして迎える「南海さん&加納さん」がBLOODY-Xに感染したという事実。

衝撃がすごかった――。
あの2人がついに、という事は回避できたようで一安心です。
母性全開になってる南海さんに、ますます頼りになる加納さん。カッコいいわ。

最後には、折原マヤと某キャラクターによって、あるキャラクターを殺害するという震える展開――。
折原マヤのブチ切れ感がすごかったよね。
万事上手くいったかと思ったら、みんなに裏切られているような状況だから仕方ないよね!
(それでも、某キャラクターと目的が一致して手を組むというのが面白い。)

そして明かされる「魔弾の射手」さえも裏で操る「真の黒幕・物語綴(ストーリーテラー)」の正体!!

Season2ラストで正体を明かして終わるとか、海外ドラマみたいな引っ張り方するねぇ。
次シーズンが楽しみだ!

そういえば、矢島さんはどうなったんだろう?

結び

最初は東京の数十~数百万人レベルの被害というところから、このさき数十年は人が住めないレベルの被害という所まで話が盛り上がるのは凄い。
原作者の龍門諒さんは、よくこんなこと思いつくなぁ~。

それとさ、今作のTHIRD-iのスパイ。
どちらか二択まで絞り込むのは序盤で出来る見せ方になっている一方で、その二択から先に進ませない恵広史さんの描き方も絶妙ですよ。

あきらかにこっちが怪しいけれど、実はこっちの人物でした! という読者の欺きは良くある手法ですが、「どっちも怪しい」「どっちも要素がある」のまま引っ張り続けるというのは、良い表現でした。

「Season3」で明かされるであろう「黒幕の企み(真のBLOODY MONDAY)」が何か楽しみだな!

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