『プラチナタウン』はタイトル回収している良作

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作品情報:プラチナタウン

基本情報

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題名プラチナタウン
原題プラチナタウン
原作楡周平
プロデューサー青木泰憲
監督鈴木浩介
脚本大石哲也
演出鈴木浩介
製作WOWOW
音楽住友紀人
主題歌福山雅治/道標
製作会社WOWOW
製作国日本
公開年2012年
話数全5話
出演者大泉洋
檀れい
平山浩行
田中直樹(ココリコ)
谷村美月
相島一之
マギー
光石研
北村総一朗
柄本明
石橋蓮司
板尾創路
渡部篤郎
剣幸
松尾諭
入山法子
小木茂光
木野花
隆大介
森崎博之
街田しおん
橋本一郎
久保田民絵
田口計
中村育二
木下隆行
久ヶ沢徹
音尾琢真
六車奈々
山崎大輔
井上肇
本田大輔

あらすじ

エリート商社マンの主人公・山崎鉄郎が経済破綻寸前の故郷の町の町長に就任する。
町の財政再建を目指し辿り着いた答えとは……。

感想:プラチナタウン

感想

しっかり最後にタイトル回収してくるのが素敵。
何が「プラチナ」なの? という答えを明示してくれます。

なんで本作見たの? というと、相島一之さんと檀れいさんが出ていたからです。
相島一之さんは『まどろみバーメイド 〜屋台バーで最高の一杯を。〜』で、檀れいさんは『当確師』の記事の中で触れています。
本作では、お二人とも登場シーンが多くてうれしかったです!

そして、本作の主役である大泉洋さん。
孤軍奮闘というわけではありませんが、右往左往している様がハマり役ですよね。
『ハケンの品格』と言い、エリート役を演じることが多いですが、あまりエリートっぽさを感じないのは私だけかしら?

さてさて、中身のお話。
町長も政治家ということで政治的側面を描きつつも、メインとなるのは「経済」の部分。
多額の借金を抱えた過疎化した町の財政再建……。
実際にそういう町や村ってのは日本にあるんじゃないかな~と思いつつも、本作はフィクションのようです。

いくら故郷とは言え、エリート商社を辞めてまで町長になるかね? という疑問を除くために、主人公の人柄を表す部分から作品が始まります。
町長になるまで紆余曲折がありつつも、その選択をするまでに至る部分が良く描写されています。

特別出演している柄本明さんをはじめ、板尾創路さんに、渡部篤郎さん。
主人公を取り巻くこの3人のキャスティング!
あー、これは裏切られて主人公は痛い目見る作品だなーと思ったら、そうでもない。
池井戸潤さんの作品みたいな裏切りというか「叩き落してから、救い上げる」みたいな話では無くて、「みんなで頑張れば、どんな困難も乗り越えられる」みたいな、全体的にハートウォーミングなストーリーでした。
その割に音楽や演出が裏切りそうなアンマッチな印象を受けます。(音楽が頑張りすぎなのよ。)

最終的に「プラチナタウン」とは、こういう意味と表現していますが、財政再生の結果については語られないままに本作が終了を迎えます。
これは打ち切りではなく、ここまでが本作で描きたかった部分なのでしょうね。

原作を読んでいないため実際のところは分かりません。
また、本作には続編があるようですが、ドラマ化はされていません。
続編のタイトルは『和僑』(わきょう)で、『プラチナタウン』から4年後の話だそうです。

読んでみたいと思うのですが、電子書籍だと小説が安くならないんですよね。紙の書籍を読んでいたころはブックオフなどで1冊100円の本を買って読み漁っていたのですが……。

結び

大泉洋さんは俳優さんで、『ハケンの品格』など三枚目的な立ち位置も演じるけれど、バラエティの印象が全然ないんです。

という話を会社の先輩(北海道出身)にしたら、「むしろ俳優のイメージが無い」と言われました。『水曜どうでしょう』の印象が強いんだそうです。

タイトルは聞いたことありますが、私は見たことありません。
バラエティ番組自体をあまり見ないもので……。

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