作品情報:異世界駅舎の喫茶店
基本情報
基本情報を表示する
書籍名 | 異世界駅舎の喫茶店 |
著者 | 神名ゆゆ |
原作 | 異世界駅舎の喫茶店 |
原作者 | Swind |
キャラデザ | pon-marsh |
ページ数 | 第1巻:169ページ 第2巻:171ページ 第3巻:169ページ 第4巻:171ページ 第5巻:171ページ |
発売日 | 第1巻:2017年05月22日 第2巻:2017年12月22日 第3巻:2018年06月23日 第4巻:2019年01月21日 第5巻:2019年07月22日 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | MFC |
ASIN | 第1巻:B071L6G95Z 第2巻:B0785Q17MP 第3巻:B07DN5L9R3 第4巻:B07MKJ22YX 第5巻:B07TSMBM43 |
ISBN | 第1巻:978-4040691084 第2巻:978-4040695167 第3巻:978-4040699042 第4巻:978-4040654201 第5巻:978-4040658261 |
状態 | 完結 |
巻数 | 全5巻 |
あらすじ
名古屋行きの電車に乗っていたはずが、気づけば「異世界の駅」に転移していた。
主人公・マスターのそばに最愛の人の姿は無く、そこには猫の亜人・ニャーチが……。
猫の亜人を最愛の人と確信する主人と、前世の記憶を無くしてしまったニャーチ。
そんな二人が駅舎内に設けられた喫茶店「ツバメ」でマスターとして、料理をふるまう。
感想:異世界駅舎の喫茶店
感想
グルメコミックと軽く読み始めたけど、ストーリーが重い上に名古屋の方言が散りばめられている。
先に言っておくと、私は本作が好きじゃない。
ストーリーが重いというのは、その作品の特徴(ユニークポイント)なんだけれど、どうにも救いようのない感じが……。
「ニャーチが可愛いからいいか。」とはなれない。
ハッピーエンドを求めてるわけじゃないけれど、せめて何か報われてほしいというか、救いがあってほしかった。これについては賛否両論あると思うし、ぜひ読んで判断してほしいかな。
で、好きじゃない理由の一番は「名古屋」が頻繁に出てくること。
異世界と言いつつ、「名古屋」が方言・料理といっぱい出てきますね。
導入だけでなく、ずーっと付きまとう「名古屋感」。
これを知ってたら、本作購入しなかった。(理由については、下の「結び」で触れます。)
逆に言えば、名古屋要素が無ければオススメできるのです。
(じゃあ、これが他地域なら読むのか? と言われると多分読まない――。)
さて、名古屋の話はここまでにして。
ニャーチ可愛いし、基本的には1話1品で分かりやすいです。
駅舎や喫茶店をキッカケに、異世界のキャラクターとのつながりが出来ていくのも「駅」というものを活かしてて良かったです。
転移するまえからコーヒーがあるとか、その割に小麦粉が無いというのが、ご都合主義な感じが否めなかったのが残念。
小麦粉についてはその理由まで作中で語られているから、当初から考えられていたんでしょうね。
一方でコーヒーの存在については言及がない。
異世界にも普通に存在するコーヒー。しかも、シナモンを入れてるという設定がある……。それに、紅茶まで出てくる。
「なんでコーヒーや紅茶が異世界に存在するの?」
という疑問が浮かぶと、きっとどこかで伏線回収されるだろうと期待してしまう。
例えば、過去にも異世界転移した人がおり、その人たちが異世界の食文化を推し進めたとかね?
でも、そういうことも無しに「コーヒー」と言われ、それについて言及がないままに閉じられたストーリー。ということから、ご都合主義だよね。 という書き方をしました。
これについてはさ、なんで文字や言葉が通じるのとか。
通貨などの単位はどうか。技術レベルの不整合があるんじゃないか?
とかさ、言い出したらキリがないし、異世界ものでは気にしないようにしてるんだけどね。
原作時点で考慮さてれていない可能性もあるし、原作で書いてあるものを簡略化してコミカライズした可能性もあるし、私が読み飛ばしている可能性もあります。
巻末で原作とは違うストーリーとコメントされていましたが、読むことは無いかな。
「実は原作では名古屋は一切出てきません」ならば、コーヒーの秘密なんかが書いていないか? 確認のために読んでみたい気もするけれど……。
本作の肝となる設定なんだから、名古屋は絡んでくるよね。
結び
上にも書いたけど、私は名古屋(というか愛知県)があまり好きじゃないんですよね。
親戚が住んでいるらしいという風のうわさを聞いて……。
幼少期に数回、大人になってからは葬儀で1回しか会っていないけど、親戚はみんな嫌い。
これは、もはやアレルギーみたいなものなの。
名古屋に罪は無いけど、ごめんね。