『転生賢者の異世界ライフ』がいきなり過ぎて置いてきぼり

作品情報：転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜

基本情報

あらすじ

異世界転生したユージは、テイマーながら賢者の第二職業を持った。
行く先々でトラブルに見舞われるユージ。

ユージは街を救えるのか？
「救済の蒼月」とは何者なのか？

感想：転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜

感想

目に力がある主人公が、スライムやプラウド・ウルフと無双するシーンから始まる――。
あれ！？　再生話数間違えたか？　となったけれど、ちゃんと第1話でした。（え？）
※それでも、第0話を探すくらいに唐突な始まりでした。

異世界転生なの？　ホントなの？　となる第1話。
第2話で転生シーンに軽く触れています。

かなり前にコミックは読んでたけど、最後に読んでから時間が経っているからうろ覚えですが、もっと目が虚ろで死んで魚みたいだったし、スライムをこき使ってた印象でした。
そのため、第1話で置いてきぼりになることは無かったですが、一方で主人公はこんなキャラだっけか？　というちぐはぐ感を持ってしまった。
最初にこのちぐはぐ感を持つと、アニメ全体として良い印象は残らないのよね……。
なんだろう？　本作に感じる違和感。
「本作自体がコミックの総集編みたい」という印象を持ってしまった。

原作／コミック前提で、あえて振り切ったアニメ構成にするなら理解できます。
では、なぜキャラクターのイメージ（デザイン以前）を変えたんでしょうね。
※原作小説は未読なので、もしかしたら「小説とコミックでズレ」があるのかもしれません。

逆に原作／コミックを未読の人に向けた作品なら、第1話の始まりは明らかに置いてきぼりを作ります。
第1話の導入で解説も何も入れないため、タイトル以外で「異世界」要素を感じることはできないでしょう。

オープニングやエンディング、第1話導入からスローライフではなく、あくまでバトルモノとして意識していることは理解できるのですが、バトル以外を端折りすぎていて良くわからないというのが率直な感想。
加えて、出会いのシーンを都度挟むことで、テンポが悪くなっているように感じます。
また、食に対して興味があるという描写がないままに、第5話の仰々しい食事シーンにラストのセリフ。
置いてきぼりになりました……。

日常要素もギャグ要素も取り除いて、バトルシーン！　かっこいいでしょ！
を見せつけられてる感じかな～。あまり好みではありません。

最初のちぐはぐが尾を引いて、あまり良い感想が浮かばない――。

スライム可愛い！
主要スライム６体に、それぞれの声優さんをキャスティングしてるのは素敵！

声優さんはコミック側に沿った声のイメージ。
高木渉さんがプラウド・ウルフを演じています。
声がマッチしていて素敵ですね。

結び

アニメ化って難しいね。

鍛冶師のおっちゃんがコミックと見た目が違ったから、コミック展開はあまり意識していないってことかな？
原作小説に沿った形のアニメなのかな？

原作小説読んでないからわからないけど、もうお腹いっぱいです――。