作品情報:まどろみバーメイド
基本情報
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題名 | まどろみバーメイド 〜屋台バーで最高の一杯を。〜 |
原題 | まどろみバーメイド |
原作 | 早川パオ |
プロデューサー | 金岡英司(テレビ大阪) (チーフ・プロデューサー) 岡本宏毅(テレビ大阪) 江川智(ADKクリエイティブ・ワン) 田中勇(ADKクリエイティブ・ワン) 高柳亮博(キャスティング・プロデューサー) |
監督 | 池田千尋 古川豪 |
脚本 | 田中洋史 上野友之 |
製作 | ドラマ「まどろみバーメイド」製作委員会 |
音楽 | ベンジャミン・ベドゥサック |
主題歌 | オープニング:SHE IS SUMMER/Bloom in the city エンディング:the chef cooks me/CP |
監修 | カクテル監修・指導:石垣忍(Bar 石の華) フレア監修・指導 :富田晶子 |
製作会社 | テレビ大阪 ADKクリエイティブ・ワン |
製作国 | 日本 |
公開年 | 2019年 |
話数 | 全12話 |
出演者 | 木竜麻生 玄理 八木アリサ プリンス(マイクロブタ) 相島一之 清水葉月 忍成修吾 木下隆行(TKO) 中村ゆりか 安部賢一 上川周作 余貴美子 岩井堂聖子 原扶貴子 田畑智子 斎藤汰鷹 大後寿々花 富田晶子 遠藤雄弥 金田哲(はんにゃ) 高橋和也 田中偉登 サヘル・ローズ 小野花梨 |
あらすじ
ルームシェアをする女性バーテンダー3人の物語。
都内に現れる神出鬼没の屋台バーを営む月川雪。
老舗五つ星ホテル「エリシオンホテル東京」で働く伊吹騎帆。
「BAR ストリーム」で働くフレアバーテンダーの陽乃崎日代子。
バーメイドとは、彼女たち「女性バーテンダー」を指す言葉である。
感想:まどろみバーメイド 〜屋台バーで最高の一杯を。〜
感想
キャスティングから演出に至るまで、すべてが独特。
ゲストが“効いてる”から面白いは面白いんだけど、ゲストがいなかったら夢でも見てるかのような作品になりそう。
きっと、その「雰囲気」を狙ってるんだよね?
それにしても、「まどろみ」が過ぎる。
ドラマ版につけられたサブタイトルも、カッコで括っているのに、なんで句点つけてるんだろ~とかね。
主人公・月川 雪のオトボケ感が終盤になって消えてるような気もするとか、気になるところはあるのです。
(優柔不断とオトボケと、モノを知らないことはイコールではないよ?)
終始まとわりつく独特さに加えて、ストーリーの終盤は重い――。
重いのよ。
じゃあ、なんでブログに取り上げたか? というと、相島一之さんが出ていたからに尽きます。
初めて知ったのは『ショムニ』かな~。本当にキャラが立ってて好きなの。
ドラマの後半でもう1回出てきたときは嬉しかったなぁ。
海外のサミュエル・L・ジャクソンさんとか、ローレンス・フィッシュバーンさんの顔立ちが好きなんだけど、相島さんも似た雰囲気あるよね。(そう思うのは私だけかな!?)
本ドラマで何が良かったって、ゲストのキャスティングですよ。
相島一之さんから始まり、忍成修吾さん、TKOの木下隆行さん、余貴美子さんに田畑智子さん。高橋和也さんも良いよね(昔の上司に似てるのよ)。
ベテラン俳優からお笑い芸人もキャスティングしている幅広さ。
一方で、上記に挙げなかった主演俳優さんやゲスト俳優さん――。
ごめんなさい。知らないです。
新たに知った方で良いキャラだなと思ったのは、中華料理店のおばちゃんを演じた原扶貴子さんくらい。
主演の3名については未知数。というより、本作が独特過ぎて……。
この独特さを作り上げた点で言えば、すごく優秀なんでしょうしフレア技術とかすごいな~と感心したんだけど、この女優さんが気になって他作品を観たくなったかと言われると、ノーです。
一方で、原作コミックがちょっと気になるのです。
本作は早川パオさんのコミックが原作となっています。
バーが舞台のコミックと言えば、やはり城アラキさん原作の『バーテンダー』は必修科目。
紙の本で全巻持っていたけど、電子書籍でも買いなおしたくらい好きな作品。
(インドア派の私の家に洋酒が何本もあるのは、『バーテンダー』のせいですよ!!)
『バーテンダー』は「人間ドラマ」であり「お酒の物語」なんですよ。
そこが『まどろみバーメイド』の原作で描かれているならば読みたいと思うのです。
本ドラマでは、「お酒の物語」を感じることが少なかったです。なんというか、主役が「女性三人(+マイクロブタ)」ですよと言わんばかりの構成になっているというか……。
「お酒の物語」の比重が軽くなると、バーが舞台じゃなくても成立する訳で……表現が難しい。
適切じゃないかもしれないけど、「バーが舞台である必然性」が欲しかったかなと感じました。
(主人公がなぜバーメイドかになったかという話ではなく、そもそも本作がなぜ「バーメイド」を主役とした作品なのか? という話です。)
試し読みとかできる機会があったら、原作の『まどろみバーメイド』を読んでみよう!
結び
お笑い芸人さんをキャスティングする割には、笑いのポイントがあまりない本作。それならば、お笑い芸人さんをあえてキャスティングしなくても良い気がする。
ギャラが安いとか内部事情があるのかな?