作品情報:新刊、刷り上がりました!
基本情報
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書籍名 | 新刊、刷り上がりました! |
著者 | 藤峰式 |
原作 | – |
原作者 | – |
キャラデザ | – |
ページ数 | 1巻:147ページ 2巻:165ページ |
発売日 | 1巻:2015年08月31日 2巻:2016年08月01日 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | B’s-LOG COMICS |
ASIN | 1巻:B014GOIS4A 2巻:B01J2RXW9C |
ISBN | 1巻:978-4047306479 2巻:978-4047342286 |
状態 | 完結 |
巻数 | 全2巻 |
あらすじ
小学生のころの社会見学で訪れたことをキッカケに、
憧れを抱いた会社「兎心印刷」に就職した主人公・子撫川。
そんな彼が月刊誌の担当になるのだが……。
感想:新刊、刷り上がりました!
感想
久々にお仕事もののコミックを読みました。
このブログで記事にするのは初めてかもしれません。
この作品では、出版業界が「印刷会社(印刷所)」の目線で書かれています。
全く知らなかったので、とても新鮮でした。
月刊誌などの大手出版社に対しては、印刷所も営業担当がいるというのは初めて知りましたし、写植や修正が印刷会社の仕事というのも初めて知りました。
(じゃあ、セリフで奇妙な位置での改行は印刷会社の責任なのかな??)
同人誌とか個人の場合も、こういう写植や修正するのかな?
と思ったら、そういう点についても作品内で触れられており理解が深まりました!
こういう細かい疑問まで拾い上げてネタにする著者さんには頭が下がります。
電子書籍が広がると印刷会社は痛手かもしれませんが、私はどうしても電子書籍で買ってしまいますね。
元々、紙の本を山ほど持っていたのですが引っ越しで大変でしたし、元の家にあった大きな本棚が引っ越し先に置けないことから、引っ越しを契機に売ってしまったのです。
そして、売った作品を電子書籍でもう一度買いなおしました……。(出費が痛いの。)
漫画のあとがきで取材に行った話を書いてくれる漫画家さんは好印象!
あとがきが面白い作品にハズレ無し! というのが持論です。
この作品のあとがきでも、共同印刷株式会社に見学に行った話が書かれております。
こちらのあとがきも面白いので、ぜひ読んでほしい!
それにしても、主人公をはじめ変わった名前だな~と思っていたのですが、
「宇奈月さん」が出てきた時点で、「あ、地名か。」と合点がいきました。
宇奈月と言えば、宇奈月温泉事件。「権利の濫用」で有名ですからね。
自分用のメモとして、元ネタを調べて一覧にしておくことにします。
登場人物の地名元ネタ
宇奈月、黒部から富山県なのかな? と思って、富山にフォーカスをあてて調べてみました。
著者の藤峰式さんについて調べたら、ご本人が富山県が地元とツイートされておりました。
※著者さんのTwitterも下に載せております。
※この一覧は私が勝手に調べた内容です。実際の元ネタを保証するものではございません。
名前 | 読み | 元ネタ |
子撫川 | こなでがわ | 富山県高岡市と小矢部市を流れる川の名前(子撫川) |
利賀 | とが | 富山県南砺市利賀村 |
黒部 | くろべ | 富山県黒部市(黒部ダム) |
興法寺 | こうぼうじ | 富山県小矢部市興法寺 |
宇奈月 | うなづき | 富山県黒部市にある温泉の名前(宇奈月温泉) |
石動 | いするぎ | 富山県小矢部市石動町 |
大久保 | おおくぼ | 富山県富山市下大久保 |
川崎 | かわさき | 富山県氷見市川崎 |
矢部 | やべ | 富山県小矢部市糠子島にある山の名前(矢部山) 他にも「矢部」に当たるものはありますが、主人公が「川」で同期だから「山」だと思いました。 ※富山県高岡市福岡町矢部、富山県小矢部市など。 |
藤木 | ふじき | 富山県富山市藤木 |
氷見 | ひみ | 富山県氷見市 |
あやせ | あやせ | 不明 (漢字じゃないから、海上自衛隊の護衛艦の名前かな?) |
小牧 | こまき | 富山県砺波市庄川町小牧(小牧ダム) |
百合 | ゆり | 不明 (富山県滑川市の「百合の見本市」かな?) |
桜ヶ池 | さくらがいけ | 富山県南砺市にある池の名前(桜ヶ池) |
杉谷 | すぎたに | 富山県富山市杉谷 (川崎先生が書いた書籍の発行者の名前です) |
江波 | えなみ | 富山県砺波市江波地区(旧江波村[えなみむら]) ※江波神社は、「よなみじんじゃ」と呼ぶので違うみたい。 |
シアトル | しあとる | 不明 なんだろ? アメリカ? |
最上 | もがみ | 不明 「あやせ」と同じく海上自衛隊の護衛艦?? |
射水 | いみず | 富山県射水市 |
私は富山県に縁もゆかりもないので、見当はずれがあるかもしれません。
関連情報
著者Twitter
結び
仕事への向き合い方は人それぞれ。
どこまで許容して、どこから指導すべきか……。
相手によって変わるでしょうし、悩ましい問題です。