『アクマの企画書』は矢尾一樹さんのPVみたい

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作品情報:アクマの企画書

基本情報

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題名アクマの企画書
原題
原作
プロデューサーなっKUN
監督鈴村展弘
平尾元瑛(助監督)
脚本鈴村展弘
撮影上赤寿一
鍛大樹(撮影助手)
照明奥村誠
録音
整音
録音:林昭一
整音:錦織真理
メイク野口悠
編集大場勇作
製作会社株式会社NAC
製作国日本
公開年2020年
話数全3話
出演者矢尾一樹
小山未結
山本夢
三木くるみ

あらすじ

恨み、妬み、嫉み、そこから生まれる人間不信――。

それぞれの苦悩を抱えて疑心暗鬼になっていく3人の女性の前に謎の男が現れる。
ひょんなことから、謎の男に悩みを打ち明けたことで真実が明らかになっていく……。

感想:アクマの企画書

感想

主演の矢尾一樹さんは、声優として有名な方ですね。
ONE PIECEのフランキーと言えば、若い世代でもご存じの方も多いかな。
私の中では天上天下の俵文七、史上最強の弟子ケンイチの武田一基の方が強い印象。

カメラのレンズに雨粒が付いている。嫌いじゃない。
強風の音をマイクが拾っている。嫌いじゃない。

ドラマというより、口調とかオーバーな表現だから舞台みたい。
いや、ストーリーの導き手である矢尾一樹さんのPVみたい。
作中の「シシシシ」って笑い方は、「ONE PIECEの主人公・ルフィ」でも意識してるのかな??
(悪魔の笑い方で、シシシシみたいなキャラクターいたかな~?)

第1話は恋愛がテーマ。
親友を思う女性、親友を疑う女性――。
いや、話聞けよ! という真っ当な意見。ごもっとも。

雨の演出は何を表しているんだろう。

第2話は仕事がテーマ。
仕事できない人間は黙っとけよ! は同感。

昇進が無くなったら、そりゃ当たりきつくなるよね。
でも、自分なら見捨てるな~。

第3話は人間関係全般がテーマかな?
登場人物の女性3人、全員嫌いだわ。
人間関係に亀裂を与える印象を持たせた3人だから仕方ないんだけど、本当に黙っとけよ! と思ってしまった。

『世にも奇妙な物語』みたいな作品かと身構えていたのですが、そんなことは無いので気楽に観てみると良いかもしれません!

ちょっと蛇足

それにしても、「姪(自分の兄弟姉妹の娘)」であってる?
感覚的に言えば、「いとこ(自分の親の兄弟姉妹の子供)」じゃないの?
という疑問は登場人物の年齢が分からないから置いといて……。

本作の監督である鈴村展弘さん。
どこかでお名前を聞いたことあるような~ないような~。
と思ったら、『魔法戦隊マジレンジャー』の監督さんでした!

戦隊もので一番好きな『魔法戦隊マジレンジャー』を担当してた人か。
当時、録画して何度も観てたわ。
※マジブルー役の甲斐麻美さんが好きで何度も観てました。

監督である鈴村展弘さんと、主演である矢尾一樹さんが30年来の盟友らしいです。
そんな友人関係が作り出した本作。感慨深い……。

と、蛇足でした。

結び

この世界には、自分と他人(自分以外)しかいないです。
他人とは分かり合えないものですが、分かり合おうと努力することで世界が優しくなるかもしれない。
例え、アクマが悪戯な企画をしたとしても……。

そんなことを気づかせてくれるドラマかな?

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